AppleはSECに提出する年次報告書10-Kを公開しました。この報告書には、昨日取り上げた従業員の特別報酬制度など、同社に関する多くの情報が含まれています。iPod Observerは、報告書に記載されている売上高を見ると、Appleの2008年度の音楽関連製品およびサービスの売上高は33億4000万ドルで、2007年度の25億ドルから34%増加したことも明らかだと指摘しています。

DRM に関する苦情は多いものの、iTunes Store はほとんどの人にとって
30 億ドル以上の価値を提供しているというのが実情です。
音楽関連売上には、iTunes Storeでのダウンロードとレンタル、App Storeでのダウンロード、iPod関連サービス、そしてオンラインおよび小売店で販売されたすべてのiPodアクセサリが含まれます。しかし、Appleはこの成長を世界全体での「大幅な純売上高の増加」によるものとしています。「当社は、この成功は、サードパーティ製デジタルコンテンツのダウンロードに対する消費者の関心の高まり、iTunes Storeで販売およびレンタル可能なサードパーティ製オーディオおよびビデオコンテンツの拡大、そしてiTunes App Storeの立ち上げによるものだと考えています」とAppleは10-Kレポートで述べています。
音楽関連の売上は、会計年度の純売上高の10%を占め、iPhone、周辺機器、さらにはソフトウェアの純売上高を上回っています。iPhone/iPod/iTunesのエコシステムを合わせると、Appleが昨年販売した約1,000万台のMacに匹敵する純売上高となり、近年の記録的なMac販売台数と同様に、Appleの成功に不可欠な存在となっています。