2003年のスペースシャトル・コロンビア号の分解事故へのNASAの対応(シャトルの退役を早め、残りのミッションの安全性に重点を置くこと)により、ハッブル宇宙望遠鏡の修理能力が危ぶまれました。一方、ハッブル宇宙望遠鏡の機器は故障しつつあり、2013年に後継機を打ち上げるまで持ちこたえるためには軌道ブーストが必要でした。幸いにもNASAは最終的な修理ミッションを安全に実施できると判断し、本日開催されたアメリカ天文学会冬季会議で詳細を発表しました。

画像: NASA
合計6回の船外活動が計画されています。これらの中には、基本的なハードウェアの修理も含まれ、新しいバッテリーとジャイロスコープの交換が予定されています。また、故障前は最も予約が殺到していた観測装置「探査用先進カメラ」の修理も予定されています。このカメラは宇宙を広範囲に観測し、超新星の特定や暗黒物質の研究に使用されてきました。宇宙望遠鏡撮像分光器も修理対象です。このカメラは恒星から銀河全体まで、あらゆるもののスペクトルを収集し、科学者に原子レベルでの組成に関する情報を提供します。