国際宇宙ステーションの乗組員は明日、予定外の船外活動を行い、ステーションの発電用太陽電池アレイを動作温度内に保つために使用されている循環アンモニアループの1つに漏れがあると思われる箇所を調査するかもしれない。
漏れが最初に確認されたのは木曜日の朝、ISSの司令官クリス・ハドフィールド氏(@Cmdr_Hadfieldというハンドルネームでツイートし、約75万人のフォロワーを抱える)が、ヒューストンのミッションコントロールセンターに無線連絡し、ステーションのバックボーントラスのP6セグメントから白い薄片のようなものが漂っていると報告した時だった。このトラスには、ISSの太陽光発電パネルとラジエーターが設置されており、各太陽電池パネルには独立したアンモニアベースの冷却システムが搭載されている。
ISSの横からの眺め(エンデバー号がドッキング)。手前には統合トラス構造が見え、P6セグメントがカメラに最も近い。
国際宇宙ステーション(エンデバー号がドッキングした状態)の横断面。手前には統合トラス構造が、カメラに最も近い位置にはP6セグメントが見える。提供:NASA
ミッションコントロールは木曜日、破片は実際にはトラスの冷却ループから出たものであり、アンモニア濃度が実際に低下していることを確認しました。このまま放置すると、明日の朝までにP6アレイのアンモニア供給が枯渇すると予想されます。太陽電池アレイは8つの独立した電力チャネルに電力を供給し、ISSの様々なシステムに供給しています。ISS地上管制官は、アレイがオフラインになることを想定し、影響を受けた電力チャネルの負荷を遮断しています。この電力チャネルはISSの総発電量の約12.5%を担っています。
現在、NASAはクリス・キャシディ宇宙飛行士とトム・マーシュバーン宇宙飛行士を船外活動に送り、P6トラスの目視調査を行うかどうかを検討しています。少なくともキャシディ宇宙飛行士は、Arsの読者にはお馴染みでしょう。NASAの巨大なプール、無重力実験室(Neutral Buoyancy Laboratory)を見学した際に出会った二人の宇宙飛行士のうちの一人です。
P6トラスのアンモニアループが故障したのは今回が初めてではありません。昨年11月には、宇宙飛行士たちが宇宙服を着て同じシステムのトラブルシューティングのために外に出ましたが、今回の漏れが新たなものなのか、それとも以前の漏れが再発しただけなのかは現時点では不明です。