HPEがついにマシンのプロトタイプを公開

HPEがついにマシンのプロトタイプを公開

ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は、2014年に初めて発表された「コンピューティングの基本アーキテクチャを再構築する」ことを目的とした研究プロジェクト「The Machine」の実用プロトタイプをついに公開しました。しかし、この成果は苦いものでもあります。HPEはもはやThe Machineを完全なソリューションとして商用化する計画はなく、プロジェクトの成果は他のHPE製商用サーバーやテクノロジーに反映されることになるようです。

HPEは月曜日にロンドンで開催されたイベントでプロトタイプを公開しました。このマシンはロンドンで実際に電源投入されたわけではなく、コロラド州フォートコリンズのラボに設置されています。ただし、ロンドンではプロトタイプのノードが1つ展示されていました。筐体は非常に奥行きが深く(通常のサーバーラックより約30センチ)、薄型で、片側にSoC、中央にRAM、そして残りの筐体には大容量(2~4テラバイト)の永続メモリが搭載されています。

The MachineノードのSoC側。クレジット:The Register

注目すべき点は永続メモリだけではありません。SoCはシリコンフォトニクスファブリックを介して永続メモリに接続されています。SoCに接続され、シャーシのエッジに沿って伸びているリボンは、おそらく光ファイバーケーブルでしょう。HPEによると、SoCはシリコンフォトニクスファブリックを介して他のノードの永続メモリも利用できるため、アクセス可能なメモリの総量は数百テラバイトから数千テラバイトに達するとのことです。

ノードの反対側にはDRAM(左)と永続メモリ(右)。下端に沿って(おそらく)光ファイバーケーブルのリボンが走っているのがわかる。クレジット:The Register

パーシステントメモリとは、その名の通り、停電にも耐えられるメモリのことです。HPEはすでに一部のサーバーでパーシステントメモリを採用しており、今回のプロトタイプにもおそらく同じ技術が使われていると思われます。ここ数年、3D XPointやHP独自のメモリスタなど、いくつかの異なるタイプのパーシステントメモリが議論されてきましたが、現時点で商品化されているのはNVDIMM(フラッシュメモリを内蔵したRAMスティック)のみです。NVDIMMは、停電時にメモリの内容をフラッシュメモリにバックアップできるメモリです。Micronは以前からNVDIMMを販売しており、スティックあたりの容量は最大16GBとなっています。