北米のスマートフォン出荷台数が5年ぶりの低水準に

北米のスマートフォン出荷台数が5年ぶりの低水準に

スマートフォン業界のデータアナリストから、またしても暗いニュースが届きました。Canalysが発表した最新のデータによると、北米のスマートフォン市場は2019年第1四半期で5年ぶりの低水準を記録しました。これは…残念な数字です。しかし、これは世界的に見られた状況とも一致しています。市場は停滞しており、メーカー各社はパニックに陥っているわけではありませんが、確かに懸念材料はあります。

出荷台数は4,440万台から3,640万台に減少し、第1四半期は前年同期比18%減となりました。Canalysは、このカテゴリーで記録した中で最大の落ち込みであり、その原因の一部は「Appleの不振とZTEの不在」にあると述べています。

Appleは依然としてトップの座を維持しており、北米市場の40%を占めています。これは、割引販売された旧機種の販売が追い風となっています。しかし、SamsungはGalaxy S10の発売が好調だったこともあり、その差を縮めることに成功しました。同社は年間で3%成長し、市場シェアは29.3%に達しました。

LG、レノボ、TCLがトップ5を占め、特にTCLは堅調な市場シェア拡大を見せました。しかし、残りの市場は出荷台数が65%減少するなど、大きな打撃を受けました。アナリストは、間近に迫った5Gの到来が今後数四半期にわたって市場を押し上げると確信しているようですが、メーカーにとってその勢いを維持するのは困難でしょう。

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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラーコメンテーターとしても活躍しています。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。

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