無料の3Dプリント「RAT TRAP」でウェブカメラのスパイを阻止

無料の3Dプリント「RAT TRAP」でウェブカメラのスパイを阻止

身元不明のハッカーや学校が、リモート管理ツール(RAT)を使ってウェブカメラを通してあなたを監視しているのではないかと心配になったことはありませんか?すでにレンズにテープを貼っていますか?もっとスタイリッシュに、そんな不安を解消したいと思いませんか?そんな時は、RAT TRAP(ラットトラップ)を検討してみてはいかがでしょうか。ノートパソコンの画面上部にクリップで留めてカメラをブロックする、小さなプラスチック製のネズミ型トラップです。横にスライドさせると、カメラは再び使えるようになります。

RAT TRAPは、ノートパソコンの蓋を閉めても剥がせないテープほど実用的ではないとしても、コロラド州ボルダー地域の広告クリエイティブ集団による、独創的なアイデアです。この小さな生き物を販売するのではなく、彼らは3Dプリントに適したデジタルファイルとして開発し、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で無料で配布しています。創設者の一人によると、このアイデアは、近年急増しているウェブカメラ盗撮の問題に関する非営利の啓発キャンペーンを立ち上げることが目的だったそうです。創設者は、この問題に対する自身の認識は、Arsなどのサイトでこの問題に関する記事を読んだことがきっかけだと語っています。最近、ミス・ティーンUSAに輝いた彼女は、RATを使って盗撮され、その画像で脅迫されたと発表しました。そして今年初め、私はRATerのコミュニティで時間を過ごしました。彼らは、このソフトウェアを広めるためのヒントを交換したり、「奴隷」の写真を共有したりしていました。

Arsのシニアレビュー編集者、リー・ハッチンソンに、忙しいスケジュールの合間を縫って、Ars公式3Dプリンターで1つプリントしてもらいました。そして、彼はそれをやってくれたのです。ピンク色のパーツがこちらです。

クレジット: リー・ハッチンソン

クレジット: リー・ハッチンソン

個人的には、カメラにLEDが直結されたパソコンを買って、カメラが作動したかどうかを確実に知らせてくれる方がいいと思う。でも、それではコーヒーショップで議論が盛り上がることはないだろう。RAT TRAPなら盛り上がるかもしれない。