制服を着たシークレットサービスの職員が、14歳の少女だと思っていた相手にセクスティングをしたとして起訴された。裁判記録によると、オンラインでのやり取りの一部はホワイトハウスから発信されたもので、職員は入口で身分証明書の確認を頻繁に行っていたという。
当局によると、リー・ロバート・ムーア容疑者(37)は、自分がテキストメッセージを送っていたとされる10代の少年が実際にはデラウェア州警察の覆面捜査官2人であることを知らなかったという。裁判所の文書によると、ムーア容疑者は「Meet24」というアプリを使ってオンラインで警官2人と知り合い、後にKikというアプリに切り替えたという。
リー・ロバート・ムーアの警告写真。
裁判記録(PDF)には、既婚者であるムーアと2人の覆面警察官との間で交わされたとされるわいせつな会話の長いリストが記載されている。
大統領とその家族の警護を担うシークレットサービスは、2012年以来、性的不正行為の疑惑に悩まされている。例えばその年には、大統領の南米歴訪中に売春婦を雇っていたとして、10人以上の職員やエージェントが告発された。
一方、ムーア氏の事件では、9月にKikで送られたとされるメッセージから、警官が罠にかけられるのではないかと疑念を抱いたことが窺える。しかし、彼は直感に従わなかった。「…偽の女性プロフィールがどれだけあるかご存知ですか?男性は、自分が話している相手が本当にその人なのか、そうでないのか、という安心感が必要なのです。考えただけでもぞっとします」とメッセージには書かれていた。