マイクロソフトは、年に一度メールチェックのために会社に来るような変わり者から、コンピュータネットワーク全体を24時間365日稼働させているITの天才まで、企業内のあらゆる人々に様々なサービスを利用してもらいたいと考えています。顧客は既にベータ版トライアルの一環としてMicrosoft Online Servicesの利用を開始しており、ノキアなどの大企業が既に全社的に利用契約を結んでいることも発表しました。マイクロソフトは本日、Microsoft Exchange Online、Microsoft Office SharePoint Online、Microsoft Office Communications Online、Microsoft Office Live Meeting、Microsoft Dynamics CRM Onlineを含むエンタープライズ向けソフトウェアサブスクリプションサービスであるMicrosoft Online Servicesの新しい価格モデルとパートナー報酬の詳細を発表しました。
マイクロソフトは、PCをあまり使用しないものの、同僚とのコミュニケーションのために時折PCを必要とする従業員(「デスクレスワーカー」)と、PCなしでは何もできない従業員(「インフォメーションワーカー」)のニーズに応えることを目的とした、2つの新しいサブスクリプションサービスを発表しました。どちらのサービスも、Microsoft Online Servicesが提供する個々のサービスに加入できますが、マイクロソフトは、いずれかのサブスクリプションサービスを選択すれば、より高いコストパフォーマンスが得られるように配慮しています。
デスクレスワーカーは、1ユーザーあたり月額3ドルの料金で、Exchange Online Deskless WorkerとSharePoint Online Deskless Workerを含むDeskless Worker Suiteにアクセスできます。Exchange Online Deskless Workerには、メール、予定表、グローバルアドレス一覧、ウイルス対策およびスパム対策フィルターに加え、社内メールにアクセスするためのOutlook Web Access Lightが含まれています。SharePoint Online Deskless Workerは、SharePointポータルとチームサイトへの容易なアクセスと検索機能を提供し、従業員に重要な社内情報への読み取り専用アクセスを提供します。
インフォメーションワーカーは、ユーザー1人あたり月額15ドルでMicrosoft Business Productivity Online Suiteにアクセスできます。このスイートには、Outlook Web AccessとOffice Outlookとの完全な統合機能を備えたデスクトップおよびモバイル向けメールとカレンダー用のExchange Online、ポータル、コラボレーション、検索、カスタマイズされたチームサイト用のOffice SharePoint Online、インスタントメッセージング用のOffice Communications Online、そしてWeb会議とビデオ会議用のOffice Live Meetingが含まれています。この価格は年間180ドルに相当し、年間50ドルで提供されているGoogle Appsと比較するとかなり高額です。Microsoftは、「価格に見合った価値が得られる」と主張しており、このソフトウェア大手によれば、同社のサービスははるかに先進的で堅牢です。