Appleは複数の製品で消費者市場に参入しているが、あるアナリストは、同社がコネクテッドHDTVで市場をさらに深掘りすると予想している。
火曜日に顧客に送付された調査ノートの中で、パイパー・ジャフレーのシニアリサーチアナリスト、ジーン・マンスター氏は、Appleはテレビ市場参入に向けて好位置につけていると述べた。マンスター氏によると、Appleが市場に参入する理由は単純で、それはお金だ。ホームエンターテインメントは318億ドル規模のビジネスだ。
「コネクテッドTVが普及するにつれ、ハードウェア、ソフトウェア、コンテンツの統合がTVの重要なセールスポイントとなるでしょう」とマンスター氏は述べている。「Appleは、これらの要素を競争力のある価格(2,000ドル)で組み合わせ、AppleブランドのTVを提供できる独自の立場にあると考えています。」
AppleはiTunesという優れたコンテンツ配信システムを備えているものの、衛星放送やケーブルテレビ会社が提供するライブTV機能は備えていない。マンスター氏は、Appleが50ドルから90ドルのサブスクリプションサービスでこの課題を克服できると考えている。
「Appleは、1台のテレビでエンターテインメントシステム全体を置き換えることができるハードウェア、ソフトウェア、そしてコンテンツを提供できる能力があり、新興のコネクテッドTVサイクルにおいて独自の立場を築いています」とマンスター氏は述べた。「そして、7,400万台以上のiPhoneとiPod touchの販売台数(2009年12月時点)というデバイスエコシステムを持つAppleは、TV業界にポータビリティをもたらす可能性があります。」