オランダで暗闇で光る道路が初登場

オランダで暗闇で光る道路が初登場

この記事は元々Wired UKに掲載されたものです。ギャラリー全体はこちらでご覧いただけます。

オランダの高速道路500メートル(0.3マイル)区間で、街灯の代わりに光を吸収して暗闇で光る道路標示板が設置された。

スタジオ・ローズガールデは2012年にデザインを約束し、政府の煩雑な手続きを経て、ようやく完成品を見ることができるようになった。

オランダのあるニュース報道では、「まるでおとぎ話の中を運転しているようだ」と評され、まさにこの並外れたプロジェクトを的確に表現しています。このスタジオは、テクノロジーとデザインを現実世界に融合させ、実用的かつ美しい成果を生み出すことを目指しています。

2012年10月、スタジオの創設者でありリードデザイナーでもあるダーン・ローズガールデ氏はこう語っています。「ある日、オランダで車に乗っていた時のことです。何百万ドルもかけて整備した道路なのに、その見た目や挙動に誰も関心がないことに驚きました。そこで、テクノロジーがコンピューター画面から飛び出し、私たちの一部となる未来のルート66を想像し始めたのです。」

その構想には、気温が一定レベルに達するとスノードロップが現れるといった天候表示も含まれていました。しかし現時点では、オスのN329高速道路には、道路建設会社ハイマンスと共同開発した蓄光粉末を道路塗料に組み込んだ、暗闇で光る路面標示のみが敷設されています。

クレジット: Studio Roosegaarde

クレジット: Studio Roosegaarde

ローズガールデ氏はWired.co.ukに対し、ハイマンスはその発光を極限まで高めることに成功したと語った。「まるで放射能のようだ」とローズガールデ氏は語った。この埋め込みツイートを見れば、高速道路の両端に放射能を帯びた緑色の3本の縞模様が描かれているのがわかる。