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メリーランド州で、服を脱いだ裁判官が執行吏に遠隔操作で被告に5万ボルトの電流を流すよう命じた事件で、公民権侵害の疑いで訴訟を起こされている。武器所持容疑で起訴された被告は、自ら弁護士を務めていたが、当時チャールズ郡巡回裁判所の判事だったロバート・ナリー氏が、副官に対し、遠隔操作で被告の足首に巻かれた「スタンカフ」を約5秒間作動させるよう命じた。
法廷の映像には、裁判官の命令にもかかわらず話をやめようとしないデルボン・キングが、陪審員候補者にどのような質問をすべきかを問う審問の最中に、地面に倒れ込み、苦痛に叫んでいる様子が映っている。2014年の事件の映像によると、裁判官は法廷の副官に対し、「保安官さん、どうぞ使ってください」と指示したという。
動画によると、キングさんはその後床に倒れ込み、苦痛に叫んだという。
「さて、5分ほど休憩して戻ってきます」と裁判官は言い、法廷を去った。その間ずっと、キングは地面に倒れ込み、うめき声を上げていた。
ロバート・ナリー。
「この手続き中、被告ナリーは副保安官に対し、キング氏が装着していた『スタンカフ』を作動させてキング氏を拷問し、感電死させるよう命じた」と、月曜日に提出された連邦民事民事訴訟(PDF)には記されている。「被告ナリーは、キング氏がスタンカフを装着していること、そしてそれが作動すれば完全な無力化と極度の苦痛を引き起こすことを認識していた。」