インベスコ、スウィギーの評価額を80億ドル近くに引き上げ

インベスコ、スウィギーの評価額を80億ドル近くに引き上げ
スウィギーシャツを着た男性が交通量の多い道路を横断している
画像クレジット: Indranil Aditya / NurPhoto / Getty Images

インドのフードデリバリースタートアップ、スウィギーにとって、状況は好転しつつあるようだ。ソフトバンク、プロサス、アクセルが出資するこのフードデリバリースタートアップは、市場環境の悪化を受けて投資家が保有株を売却したことで、今年、時価総額が半分以下に下落した。プロサスによると、2022年初頭の資金調達ラウンドで107億ドルの評価額が付けられたこのスタートアップは、上場している最大のライバルであるゾマトに市場シェアを奪われた。

今は、それほどでもない。

新たに公開された情報によると、前回のスウィギーの資金調達ラウンドを主導し、評価額を55億ドル未満に引き下げたインベスコは、7月の資金調達終了時にこのスタートアップの評価額を78億5000万ドルに引き上げた。

Zomatoの株価。チャート: S&P Global Market Intelligence

米国の資産運用会社は、非上場投資の価値を再評価する際に、類似の上場企業の評価額​​を要素として考慮していると述べています。ゾマトの株価が7月末から33%上昇していることを考えると、非上場企業であるスウィギーの現在の評価額78億5000万ドルは控えめな水準である可能性があります。

一方、来年の新規株式公開(IPO)を目指しているスウィギーは、今年ゾマトに奪われた市場シェアの一部を取り戻しつつあるようだ。UBSが今月発表したレポートによると、スウィギーの月間取引量は7月に7%増、8月には6%増となり、両月ともゾマトを上回った。

データと画像: UBS

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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。

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