さえずるサメの想像図。クレジット:ウィキメディア・コモンズ / リー・ハッチンソン
西オーストラリア州の海水浴客は、この夏、この地域に生息するサメの生息場所について、より詳しい情報を得ることができるようになりました。これは、様々な種類のサメ300匹以上に発信機を装着するという科学的な取り組みのおかげです。発信機は水中受信機で受信され、タグを装着したサメが海岸から1キロメートル以内に近づくと、西オーストラリア州サーフ・ライフ・セービング(SLSWA)のTwitterフィード(@SLSWA)にツイートが表示されます。
クレジット: @SLSWA
このツイートには、サメの種類、サメを捉えた受信機、そしてサメが検知された日時が記載されています。フィードを一目見るだけで、オーストラリアの人々は自分が選んだビーチでのサメの活動状況(もしあれば)を把握し、海に入るかどうかを決めることができます。
Twitterで自動アラートを投稿すると、地元の新聞やラジオで数時間または数日前の情報を掲載するよりもはるかに早く、情報を一般の人々に伝えることができます。「翌日まで情報が得られない場合もあります。その場合、危険はとっくに去っており、情報は重要ではない可能性があります」と、SLSWA代表のクリス・ペック氏はスカイニュースに語りました。
これらの発信機は、西オーストラリア州漁業局が西オーストラリア州周辺におけるサメ、特にホホジロザメの移動パターンをより深く理解するための政府プログラムの一環として、サメに取り付けられています。また、このタグは、サメが海岸に接近した際に住民に警告を発することで、公共の安全確保にも役立ちます。タグは内蔵バッテリーで最大10年間持続します。