
今朝開催されたGoogle検索に特化したイベントで、Googleはまもなく検索からニュース記事を直接翻訳する機能を導入すると発表しました。例えば2023年からは、英語ユーザーは、メキシコなどの国でスペイン語を話す出版社のニュース検索結果への翻訳リンクを検索して表示できるようになるほか、自分の好みの言語で書かれた記事へのリンクも表示されるようになります。
「例えば、今月初めに発生したマグニチュード7を超える地震がメキシコでどのような被害を与えたかを知りたいとします」と、Googleニュースのプロダクトマネージャー、イタマール・スニール氏とGoogle検索のプロダクトマネージャー、ローレン・クラーク氏はブログ記事で説明しています。「この機能を使えば、メキシコのニュース配信元が配信するニュースの見出しを、お好みの言語で書かれたものに加えて、翻訳されたものも検索して表示できるようになります。メキシコのジャーナリストによる信頼できる報道を読むことで、メキシコで何が起こっているのかを独自の視点から知ることができるのです。」

この機能は、これまでの翻訳作業を基に、モバイルとデスクトップで開始し、フランス語、ドイツ語、スペイン語の見出しと記事を英語に翻訳します。
Googleは以前にもニュース翻訳の実験を行っており、3年前にはGoogleニュースアプリのフィード内で2言語のコンテンツを同時表示する機能を追加しました。しかし、これまではChromeの翻訳ボタンやGoogle翻訳などのツールを使ってユーザーがコンテンツを翻訳する形にしてきました。Google検索のニュース翻訳機能が好評を博せば、今後は対応言語がさらに増えるでしょう。
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カイル・ウィガーズは2025年6月までTechCrunchのAIエディターを務めていました。VentureBeatやDigital Trendsに加え、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersといった様々なガジェットブログにも記事を寄稿しています。音楽療法士のパートナーとマンハッタンに在住。
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