Ambrosia Softwareが初めてWireTap Anywhere (WTA)をリリースした時、オーディオハードウェアに対する私の考え方は一変しました。バージョン2.0のリリースが間近に迫る今、WireTap Anywhereは私のオーディオ録音方法を根底から変えるでしょう。WireTap Anywhereは、使ってみるまで必要性に気づかないようなソフトウェアアプリケーションの一つです。一度手に入れたら、もうコンピューターなしでは生きていけません。
オリジナルのWTAでは、別々のハードウェアデバイスを1つのWTAデバイスに統合することができました。つまり、4つの入力を持つハードウェアと2つの入力を持つハードウェアデバイスをWTAで統合できるということです。つまり、Macは6つの入力を持つ1つのデバイスを認識することになります。
新バージョンでは、ハードウェアのチャンネルを個別にコンピューターの任意の入力にルーティングできるようになり、さらに進化しました。例えば、ギターを接続すると、ハードウェアの入力1をコンピューターの入力1、3、5にルーティングできます。
LogicまたはGarageBandをお使いの場合は、3つのオーディオチャンネルを設定し、それぞれの入力を聴くようにすればギターの音が聞こえます。各チャンネルにはアンプやエフェクトなど、お好みのプラグインを個別に接続できます。それぞれのプラグインは個別にルーティングされ、録音されます。





WTAはハードウェアだけに限定されません。ソフトウェアアプリケーションもルーティングできます。iTunesが動作している場合は、iTunesをWTAデバイスに追加し、チャンネルをルーティングすれば、iTunesから出力されるすべての音声をWireTap Anywhereにルーティングできます。
新バージョンにはミキサーも内蔵されています。ハードウェアとソフトウェアデバイスを組み合わせる際に便利です。オーディオがコンピューターに届く前にレベルを調整できるからです。新しいモニターボタンを使えば、WTAでミックスレベルを設定し、全体のサウンドを確認できます。
WTA 2.0 でできることは、じっくり考えてみると実に様々です。どのチャンネルも他のチャンネルにルーティングできます。楽器を複数のトラックにルーティングしたり、ギターをそれぞれ個別のトラックと統合トラックにルーティングしたり、録音したすべてのトラックをステレオミックストラックにルーティングしたりすることも可能です。
WTAの使い方をいくつか例に挙げましたが、可能性は無限大です。ポッドキャスター、ミュージシャン、その他オーディオに携わる人なら誰でも、WireTap Anywhere 2.0を使って素晴らしいことを実現できます。
Ambrosia はこの新バージョンで間違いなく勝利を手にしました。