
レノボは、拡張現実(AR)分野で真の収益を上げるのはエンタープライズ市場だと認識しているようだ。明日のCES開幕に先立ち、ハードウェアメーカーのレノボは、エプソンやマイクロソフトといった企業が先導するであろうエンタープライズ向けARグラス「ThinkReality A3」の発売を間近に控えていると発表した。
このヘッドセットは今年半ばに発売予定です。Lenovoから価格に関する発表はありませんが、企業向けデバイスとしては当然のことです。このヘッドセットは1080pの解像度を誇り、QualcommのSnapdragon XR1チップを搭載しています。2つの魚眼カメラがモーショントラッキング機能を提供し、8メガピクセルのRGBカメラがリモート操作用の動画撮影を行います。

このデバイスは、USB-C経由でPCまたは一部のMotorola(Lenovo傘下)スマートフォンに接続できるように設計されています。このメガネは、より伝統的なフォームファクター(ARに伝統的なフォームファクターがある限りにおいて)を提供するThinkReality A6ヘッドマウントディスプレイの発表に続くものです。
「工場や研究所から、混雑した小売店やホスピタリティ施設まで、Think Realityプラットフォーム上の認定ターンキーアプリケーションは、リモートアシスタンス、ガイド付きワークフロー、3Dビジュアライゼーションを実現します」と同社は述べている。「これにより、産業労働者は軽量で柔軟性が高く、拡張性に優れたスマートグラスを手にし、生産性と安全性を向上させ、日々の業務におけるエラー率を低減できるようになります。」
レノボは明らかに、ARの近い将来はエンタープライズ分野にあると考えている。同社はスター・ウォーズ ジェダイ・チャレンジのヘッドセットなどの製品で、コンシューマー分野にも多少手を出しているが、少なくとも今のところは、一回限りの取り組みに過ぎないようだ。
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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラー寄稿者でもあります。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。
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