サムスンのQD-OLEDテレビは2,200ドルからという価格でプレミアムOLEDに挑む

サムスンのQD-OLEDテレビは2,200ドルからという価格でプレミアムOLEDに挑む

サムスンは木曜日、待望のQD-OLEDテレビの新たな詳細を発表した。同社にとって10年ぶりとなるこのOLEDテレビの価格は、54.6インチモデルが2,200ドル、64.5インチモデルが3,000ドルとなっている。

サムスンは2012年以来OLEDテレビを発売していませんでしたが、1月に市場への再参入を発表しました。サムスンは、独自のOLED技術「QD-OLED」を採用することで、LGディスプレイのOLEDパネル市場における優位性を打破しようとしています。QD-OLEDは、OLEDに量子ドットを適用することで、輝度レベルを問わずより均一な広い色域を実現し、ハイライトの精細化とシャドウの表現力向上を実現します。

サムスンOLED(S95B)シリーズ(現在の名称)は、多くのOLEDテレビよりも高価で、LGのハイエンドGシリ​​ーズ(QD非搭載)OLEDテレビと同等の価格帯となっています。LGは2022年発売のG2テレビの米国での価格をまだ明らかにしていませんが、欧州では55インチと65インチがそれぞれ2,500ユーロ(約2,758ドル)、3,600ユーロ(約3,970ドル)と発表されています。LG G1の55インチモデルは2,000ドルで発売され、65インチは2,800ドルでした。一方、LGの主力製品であるCシリーズは、55インチモデルが1,250ドルです。

Samsung OLED (S95B) のプロファイルビュー

Samsung OLED はスタンドなしで 1.6 インチの厚さです。

クレジット: サムスン

サムスンのOLEDはスタンドなしで1.6インチの厚さです。クレジット:サムスン

LEDは一般的にOLEDよりも高い輝度(nit)を提供します。QD-OLEDは標準的なOLEDよりも輝度が高いとは謳っておらず、S95Bの仕様書にも輝度に関する詳細は記載されていません。しかし、Samsungの発表によると、これらのテレビには「輝度ブースター機能」が搭載されています。LGが今後発売するG2テレビにも輝度ブースターが搭載されており、ヒートシンクと連動して最大輝度を維持します。LGによると、これらのテレビに搭載されているLG OLED「Evo」パネルは、一般的なOLEDよりも明るいとのことです。