Apple、NABでFinal Cutのアップデートを発表(更新)

Apple、NABでFinal Cutのアップデートを発表(更新)

NAB 2007におけるAppleの特別イベントが今まさに開催中ですが、Appleのアプリケーションおよび製品マーケティング担当副社長、ロブ・シェーベン氏が最初に紹介したのはFinal Cutでした。最初に発表された製品はFinal Cut Serverです。

Final Cut Serverはクロスプラットフォーム対応で、メディアアセット管理、キーワード検索、メディアカタログ作成、アクセス制御、プロキシ生成、ワークフローテンプレートなど、様々な機能を備えています。Schoeben氏によると、このシステムはイベントベースです。Final Cut Serverは、いわば箱に入ったテレビスタジオのような機能を持ち、ロサンゼルスのCBS2 News(どうやらこの製品のファンだったようです)でテストされています。

Final Cut Serverの価格は、同時使用ユーザー数10人のライセンスで999ドル、同時使用ユーザー数無制限のライセンスで1,999ドルです。Appleによると、夏に発売予定です。 

次に登場したのはFinal Cut Studioで、バージョン2.0へのアップデートと、Final Cut Pro 6(予想通り)がリリースされました。「Appleのプロ向けアプリケーションでこれまでで最大のアップグレードとなるよう、私たちは懸命に取り組んできました」とショーベン氏はイベントで語りました。FCPとFCSでは、AppleはProRes 422を導入しました。これは、HD画質を維持しながらHDビデオをSDファイルサイズに圧縮できるシステムです。Appleによると、FCP6は4Kファイルも処理可能で、Infinite LoopのIljitsch van Beijnum氏によると、これは「マジですごい」とのことです。