Apple、WWDC 2024でvisionOS 2を発表

Apple、WWDC 2024でvisionOS 2を発表
WWDC 2024から見たVisionOS 2のアップデート
画像クレジット: Apple

クパチーノで開催された WWDC 2024 で、Apple は Vision Pro で稼働するオペレーティング システムである visionOS のアップデートを発表しました。

アップグレードされたvisionOS(visionOS 2)は、生産性向上と、Appleが「新たな没入型体験」と表現する機能を搭載しています。例えば、AIと機械学習技術を活用し、通常の写真を「空間化」して写真をインタラクティブな体験に変えることができます。また、新しいナビゲーションオプションも追加されました。visionOS 2では、タップするだけでホーム画面に切り替えたり、手をひっくり返してコントロールセンターを開き、通知やショートカットなどにアクセスできます。

visionOS 2では、Vision Proのトラベルモード機能に電車対応が追加されました。また、Appleによると、今年後半にはMacの仮想ディスプレイ機能(およびマウスペアリング対応)のディスプレイ解像度とサイズがさらに向上し、Vision Proユーザーは接続されたMacのコンテンツを没入型デスクトップビューで表示できるようになるとのことです。

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VisionOS 2では、開発者がVision Pro向けのアプリを開発しやすくなります。Appleによると、Vision Proには既に約2,000のネイティブアプリが登録されています。2つのアプリを同時に実行できる新しいボリューメトリックAPI、平面ゲーム(ボードゲームなど)用の新しい開発キット「TabletopKit」、そして新しいエンタープライズAPIも追加されます。

関連ニュースとして、AppleはVision Pro向けの180度8Kビデオフォーマット「Apple Immersive Video」に新たなコンテンツパートナーが加わることを発表しました。Red Bullはスポーツシリーズを制作しており、Appleも新たな脚本付き映画を制作する予定です。Appleはまた、CanonやBlackMagicといったパートナーと協力し、没入型番組の撮影と制作のためのハードウェアとワークフローの統合をさらに進めていくと発表しました。

visionOS 2 は、2024 年後半に Vision Pro に無料アップデートとして提供される予定です。

トピック

カイル・ウィガーズは2025年6月までTechCrunchのAIエディターを務めていました。VentureBeatやDigital Trendsに加え、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersといった様々なガジェットブログにも記事を寄稿しています。音楽療法士のパートナーとマンハッタンに在住。

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