
アル・ゴア氏が共同設立した持続可能性に重点を置く公開・非公開投資会社ジェネレーション・インベストメント・マネジメントは、新たな17億ドルのファンドを通じて成長段階の企業への投資を強化している。
ジェネレーションは運用資産総額360億ドルを誇り、その大半を上場企業に投資している。しかし、サステナブル・ソリューションズ・ファンドIVと名付けられた新たな投資ビークルは、同社の従来の成長ファンドの規模から70%も増加しており、決して軽視できるものではない。
ジェネレーションは今回、温室効果ガス排出の削減、金融格差の是正、医療へのアクセス向上など、環境・社会目標の推進に取り組む15~18の「高成長」事業に、5,000万ドルから1億5,000万ドルを投資することを目指している。ジェネレーションの投資目標は、理想的には「持続可能な未来への移行を推進する」と同時に、年間3,000万ドルから3億ドルの収益を上げることだと、パートナー兼グロース・エクイティ責任者のライラ・プレストン氏はTechCrunchとの電話会議で述べた。
「ジェネレーションは創業当初から、サステナビリティ調査を投資プロセスの中核に据えてきました。長期的に支援できる最高の企業と経営陣を見つけるのに役立つと考えたからです」とプレストン氏は述べた。電動化交通、リモートワーク、循環型経済といったテーマを網羅するこの調査は、ジェネレーションのポートフォリオにプロジェクト管理ツールのAsanaと、よりサステナビリティ志向の強い企業が混在している理由をある程度説明している。後者には、農業における窒素汚染問題の解決を目指すPivot Bioのような企業が含まれる。
「病んだ地球で健康的な生活を送ることはできない」し、「包摂性なしにネットゼロの未来を実現することは絶対にできない」とプレストン氏は付け加えた。
ロンドンとサンフランシスコに拠点を置くジェネレーションは、毎年サステナビリティに関する調査結果を詳細に報告しているものの、投資家についてはそれほどオープンではない。具体的なリミテッド・パートナーの名前は明かさなかったものの、リミテッド・パートナーの多くは北米と欧州に拠点を置き、年金基金、投資銀行、富裕層などが含まれていると同社は述べている。
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ハリ・ウェーバーはTechCrunchのシニアライターとして気候変動問題を担当していました。彼女の記事はGizmodo、Fast Company、VentureBeat、dot.LA、Input、The Next Webにも掲載されています。お問い合わせは[email protected]まで。
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