
Spotifyは最近の買収4件にいくら支払うかをひっそりと発表し、Findaway、Podsights、Chartable、Sonanticに合計2億9100万ユーロ(2億9500万ドル)を支払うことを明らかにした。
昨日の公式決算発表後に提出されたSEC(証券取引委員会)への最新文書において、Spotifyは、昨年11月に買収計画を発表していたデジタルオーディオブック配信会社Findawayを現金1億1,700万ユーロで買収することを確認した。また、SpotifyはPodsightsとChartableの両社を現金8,300万ユーロで買収することも明らかにした。両社は、ポッドキャストの測定・分析機能を強化するために2月に買収を発表していた。
しかし、Spotifyはまた、「特定の従業員」の雇用継続に応じて、将来的に2100万ユーロの追加現金支払いが行われる可能性があることも明らかにした。
一方、Spotifyは先月、映画『トップガン』の続編でヴァル・キルマーの声をシミュレートするために使用されたAI音声プラットフォームであるSonanticを買収すると発表した。この買収により、Spotifyは9100万ユーロの現金を受け取ることになる。
大きな取引
Spotifyは近年、Worldleにインスパイアされた音楽推測ゲーム「Heardle」など、複数の企業を買収していることは注目に値する。ただし、買収額は現時点では明らかにされていない。おそらく、この買収が6月末まで続いた直近の会計期間の終了後に明らかになったためだろう。Spotifyは12月にもポッドキャスト技術企業Whooshkaを買収しているが、その買収額については明らかにされていない。
少なくとも、これらのさまざまな買収は、Spotify が、あらゆるオーディオの巨大企業になろうとする取り組みを緩める気配がほとんどないことを明らかにしている。同社はすでに、音楽、ポッドキャスト、そして最近の Findaway との取引が示すようにオーディオブックの主要プラットフォームにするためのコンテンツとテクノロジーの買収に数億ドルを費やしている。
トピック
ポールはロンドンを拠点とするTechCrunchのシニアライターで、主に(ただしそれだけではない)英国およびヨーロッパのスタートアップの世界に特化していました。オープンソースソフトウェアビジネスなど、情熱を注いだ他のテーマについても執筆していました。2022年6月にTechCrunchに入社する前は、The Next Web(現在はFinancial Times傘下)とVentureBeatで、コンシューマー向けおよびエンタープライズ向けテクノロジーを10年以上取材してきました。企画書の送付先:paul.sawers [at] techcrunch.com セキュア/匿名の情報はSignal(PSTC.08)まで。また、Bluesky(@jambo.bsky.social)にも参加していました。
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