アントロピックは50億ドルの資金調達ラウンドで評価額1700億ドルに近づいていると報じられている

アントロピックは50億ドルの資金調達ラウンドで評価額1700億ドルに近づいていると報じられている

概要

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Anthropi の共同創設者兼最高経営責任者、ダリオ・アモデイ氏。
画像クレジット:ベンジャミン・ジレット/ブルームバーグ/ゲッティイメージズ
  • マリーナ・テムキン

ブルームバーグの報道によると、アントロピックは30億ドルから50億ドルの資金調達契約に近づいており、この大手言語モデル開発会社の評価額は1700億ドルに上るという。

今回の資金調達ラウンドはIconiq Capitalが主導しているが、2社目のリードインベスターが参加する可能性がある。報道によると、同社はカタール投資庁(QIA)およびシンガポールの政​​府系ファンドGICとも協議を行っている。

この取引が成立すれば、アントロピックの評価額は3月に発表されたライトスピード・ベンチャー・パートナーズが主導した35億ドルの資金調達ラウンド後の615億ドルからほぼ3倍に増加することになる。このスタートアップの前回の資金調達ラウンドには、ベッセマー・ベンチャー・パートナーズ、シスコ・インベストメンツ、D1キャピタル・パートナーズ、フィデリティ・マネジメント&リサーチ・カンパニー、ジェネラル・カタリスト、ジェーン・ストリート、メンロ・ベンチャーズ、セールスフォース・ベンチャーズなどが参加した。

安全性を重視したAIモデル開発を使命とするアンスロピック社だが、同社のCEO、ダリオ・アモデイ氏は最近、従業員へのメモの中で、独裁政権の政府系ファンドから資金を受け取ることについて「喜んではいない」と告白したとWiredが報じている。

AIモデルの開発に必要な巨額の資金に対応するため、同社は中東の資本に頼らざるを得なくなった。

「残念ながら、『いかなる悪人も当社の成功から利益を得るべきではない』というのは、事業を運営する上でかなり難しい原則だと思う」とアモデイ氏は漏洩したメモに記した。

アントロピック社はコメント要請にすぐには応じなかった。

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