Wear OS ウォッチフェイスの作成がさらに簡単になりました

Wear OS ウォッチフェイスの作成がさらに簡単になりました
Googleウォッチフェイスの配列
画像クレジット: Google

Google は本日の I/O 開発者会議で、開発者が Wear OS ウォッチ フェイスを構築するための新しい方法と、Wear OS 4 を含む Android Wear プラットフォームの全体的なアップデートを発表しました。

今回のアップデートにより、開発者はWear OS 4搭載ウォッチ向けのウォッチフェイスを開発する際に、Jetpack Watch Faceライブラリを使用してウォッチフェイスを設計・構築するための新しい宣言型フォーマットを利用できるようになります。新しいフォーマットはこのライブラリをベースとしているため、開発者は将来のパフォーマンスやバッテリーの改善など、このライブラリのアップデートによるメリットを自動的に享受できます。

新しいフォーマットは基本的にXMLファイルであるため、新しいウォッチフェイスの構築には実行可能なコードは含まれません。したがって、ウォッチフェイスのAPKにはコードは埋め込まれません。

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新しいライブラリを使用することで、開発者はこれまでと同じ種類のウォッチフェイスを作成できます。コンプリケーションの有無にかかわらず、標準的なアナログおよびデジタルウォッチフェイスから、よりカスタマイズ可能なウォッチフェイスまで、多岐にわたります。ウォッチフェイスエディタもWear OSに組み込まれたため、これらのカスタマイズ可能なウォッチフェイスを開発したい開発者は、独自のエディタを開発する必要がなくなります。

Samsung はすでにこの新しいフォーマットを Watch Face Studio の一部として統合しています。

Android Wear/Wear OSは、2014年の発売当初は、決して期待できるスタートとは言えませんでした。長らくAppleのWatch OS(Apple Watch OSは発売からほぼ1年後でしたが)の影に隠れ、Androidエコシステムの周縁に取り残されているような印象でした。その間、Android Wear/Wear OSは、周囲の頑固なメーカーエコシステムによってゆっくりと前進し、Samsungが数年前に自社製OSであるTizenから移行したことでようやく本格的に躍進しました。GoogleのPixel Watchが市場に登場したことで、Googleがこの分野で革新を起こすための動機はさらに強まりました。

Google I/O 2023の詳細については、TechCrunchをご覧ください。

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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