
地球の画像を提供する約200基の衛星ネットワークを運用し、その観測から得られるデータの分析も行うPlanetは、特別買収会社(SPAC)であるdMY Technology Group IVとの合併により上場する。この取引の株式価値は取引完了時点で28億ドルとなり、PlanetはdMY IVからの拠出金3億4,500万ドルと、ブラックロックが運営するファンド、Koch Strategic Platforms、マーク・ベニオフのTIME Ventures、そしてGoogleから提供される2億ドルのPIPE(パイプ・アウトソーシング・ファンド)を含め、5億4,500万ドルの現金を受け取ることになる。
しばらく停滞していたものの、プラネットは今週、SPACルートで株式公開を果たした2社目の大手民間宇宙企業となりました。両社とも地球観測事業を営んでいますが、火曜日に独自のSPAC合併を発表したサテルロジックは、現時点でははるかに小規模な事業規模です。2010年に設立されたプラネットは、これまでに約3億7400万ドルを調達し、運用中の地球画像衛星群としては最大規模を誇ります。
同社の使命は、地球上の画像データの収集方法と、地球上の商業的利益への提供方法を変革することです。Planetのネットワークは、地球上の陸地全体を毎日完全にスキャンすることができ、Planetの創業者兼CEOであるWiill Marshall氏の言葉を借りれば、「Bloomergのような地球データ用端末を介して」顧客に提供しています。アクセスはサブスクリプションベースで提供され、Planetによると、1月に終了した直近の会計年度には1億ドル以上の収益を上げました。
プラネットは、合併によって得られる資金の一部を既存の負債の返済に充てるほか、既存事業の資金と「新規および既存の成長戦略の支援」に充てる予定です。合併は今年後半に完了する予定で、完了後、合併後の企業はニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「PL」で取引される予定です。
NASAとPlanetはNASAが資金提供するすべての地球科学研究に画像パートナーシップを拡大
トピック
ブラックロック、コーポレートファイナンス、グーグル、マーク・ベニオフ、プライベートエクイティ、衛星群、衛星画像、サテルロジック、 SPAC 、宇宙、特別買収会社、タイムベンチャーズ
宇宙、科学、医療技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。
バイオを見る