
完全電気自動車のポルシェ・タイカンは、今年最初の9か月間で、ドイツの自動車メーカーの象徴的な内燃機関スポーツカー911の販売台数を上回り、2019年後半に発売された電気自動車としては画期的な出来事となった。
金曜日に発表された販売データによると、ポルシェは第1四半期から第3四半期にかけて、世界で217,198台を販売し、前年同期比13%増となりました。この数字は、タイカンの出荷台数が約3倍に増加したことと、人気のガソリン車マカンの成長によるものです。これらの数字は、ポルシェが2019年から2020年の9ヶ月間で経験した売上高の5%減から回復したことを示しています。
ガソリンエンジン搭載のポルシェ・カイエンは、今年最初の9か月間で62,451台を納車してポートフォリオをリードしましたが、実際には2020年の同時期と比較すると2.8%の減少を示しています。小型SUVのマカンの需要が堅調で、納車台数は12%増加して61,944台となり、タイカンと911がポルシェ全体の増加を後押ししました。
ポルシェは1月から9月までの期間に28,640台のタイカンを納車し、長年の主力車種であるポルシェ911スポーツカーを上回りました。ポルシェは911スポーツカーを27,972台納車し、前年同期比10%増となりました。
ポルシェはパナメーラを20,275台、718ボクスターと718ケイマンをそれぞれ15,916台納車した。いずれも前年比約1%増となった。
ポルシェの販売台数の大部分は内燃機関車によるものですが、タイカンの成功は同社のEVへの取り組みを後押しする可能性があります。ポルシェは2023年にマカンの完全電気自動車版を発売する予定です。
トピック
キルステン・コロセック氏は、EVや自動運転車から都市型航空モビリティ、車載技術に至るまで、10年以上にわたり交通の未来を取材してきた記者兼編集者です。現在はTechCrunchの交通担当編集者であり、TechCrunchのEquityポッドキャストの共同ホストを務めています。また、ポッドキャスト「The Autonocast」の共同設立者兼共同ホストでもあります。以前はFortune、The Verge、Bloomberg、MIT Technology Review、CBS Interactiveに寄稿していました。
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