ドアダッシュは1株当たり102ドルで価格設定すると発表し、最終非公開価格の2倍となった。

ドアダッシュは1株当たり102ドルで価格設定すると発表し、最終非公開価格の2倍となった。
ドアダッシュ
画像クレジット:ロサンゼルス・タイムズのティブリナ・ホブソン/ゲッティイメージズ撮影、フードボウル/ゲッティイメージズ

メディアの報道によると、食品配達大手のドアダッシュはIPO価格を1株当たり102ドルに設定し、IPOの最終価格レンジである1株当たり90ドルから95ドルを上回った。

同社の上場は一般投資家から熱烈に期待されており、同社が目標株価を当初の75ドルから85ドルに引き上げたことからもそれがわかる。

正式な価格はまだ発表されていませんが、この価格設定により、ドアダッシュのIPO時における時価総額は希薄化前ベースで320億ドルとなります(同社の最終S-1/A発行済み株式数3億1,765万6,521株を使用)。権利確定済みで行使されていないオプションを含めると、この評価額は上昇し、将来の報酬として確保されている株式も含めるとさらに上昇します。CNBCは、ドアダッシュの希薄化後ベースでの評価額を387億ドルと算出しています。

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いずれにせよ、ドアダッシュの1株当たり102ドルという評価額は、同社が今年夏に追加資本を調達した際に記録したIPO前の最終評価額約160億ドルをはるかに上回っています。このユニコーン企業は成長ブームの中でさらなる資金調達を行い、希薄化を限定的に抑えながらIPO前に手元資金を積み増すことができました。

非公開スタートアップ企業としての評価額を倍増させたドアダッシュは、今やウーバーイーツなどのライバル企業に対抗できるほどの潤沢な資金を保有している。そして、調達価格をはるかに上回る価格で、おそらく期待していた以上の資金を保有している。この資金をパンデミックによる利益の維持にどう活用するかが、2021年の同社の今後の展望を左右するだろう。

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アレックス・ウィルヘルムは、TechCrunchのシニアレポーターとして、市場、ベンチャーキャピタル、スタートアップなどを取材していました。また、TechCrunchのウェビー賞受賞ポッドキャスト「Equity」の創設ホストでもあります。

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Natasha Mascarenhas 氏は、初期段階のスタートアップ企業やベンチャーキャピタルの動向を担当する TechCrunch のシニア記者でした。

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