FacebookとInstagramがロシア国営メディアのリーチを遮断

FacebookとInstagramがロシア国営メディアのリーチを遮断
抽象的なメタロゴ
画像クレジット:ブライス・ダービン / TechCrunch

Metaは火曜日、自社プラットフォーム上でロシア政府によって作成されたコンテンツの拡散を制限すると発表した。同社は、ロシア政府と関係のあるFacebookページやInstagramアカウントで共有されたコンテンツのアルゴリズムによる拡散を抑制し、これらのメディアへのリンクを含む投稿のランクを下げる。

Metaのセキュリティポリシー責任者であるナサニエル・グレイチャー氏はTwitter投稿で、ロシア政府系メディアへのリンクを含むコンテンツに「近日中に」新たなラベルを付与し、ユーザーがそれらのサイトをクリックしたりリンクを共有したりする前に、より詳細な情報を提供すると付け加えた。また同社は、侵攻を受け、ウクライナとロシアのInstagramユーザー向けに暗号化されたダイレクトメッセージ(DM)を利用可能にすると発表した。

3/ リンク:Facebookでは、ロシア国営メディアのウェブサイトへのリンクを含む投稿のランク付けを開始しました。今後数日以内に、これらのリンクにラベルを付け、クリックやシェアの前に文脈がわかるようにします。Instagramでも同様の措置を講じる予定です。pic.twitter.com/CPgVLy1dP0

— ナサニエル・グライチャー @[email protected] (@ngleicher) 2022 年 3 月 1 日

月曜日、MetaはウクライナとEUにおいて、ロシアの主要国営メディアであるスプートニクとRTへのアクセスを制限した。Metaのグローバル・アフェアーズ担当社長で、元英国副首相のニック・クレッグ氏は、同社が政府からアカウント制限の要請を受けており、事態の「例外的な性質」を理由に要請に応じたと述べた。

ロシアによるウクライナ侵攻に関するロシア政府のプロパガンダの配信範囲を制限するというMetaの措置は、Twitterが月曜日に実施した同様の措置に続くものだ。また、ロシア政府は先週、Facebookがロシア政府関連アカウントのコンテンツに警告ラベルとファクトチェックを追加したことを受け、国内におけるFacebookへのアクセスを「部分的に制限する」と表明しており、今回の新たな制限措置もこれに続くものだ。

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