
マイクロソフトは本日、クラウドでホストされる Windows ベースの開発者ワークステーションである Dev Box を 7 月に一般提供開始すると発表した。
これらのマシンは、8コアから32コアまで、より幅広いSKUで提供されるようになり、最大128GBのメモリと2TBのストレージを搭載できます。また、MicrosoftはAzure Marketplaceで新しいスターターイメージも提供しています。これにより、開発者はこれらのマシンと、その上で実行されるソフトウェアを個々のニーズに合わせて簡単にカスタマイズできるようになります。

これらのマシンをさらにカスタマイズするために、Microsoft は YAML 構成ファイルに基づくコード構成機能も導入します。これにより、IT 部門はベースイメージを構築し、標準的な GitOps プラクティスを使用してこれらの構成を管理できるようになります。この機能は現在、プライベートプレビュー中です。
「Dev Box を評価し始める際、最初の試用期間があり、その期間に最初のチームに適用してその効果を確認します。しかし、その後すぐにその価値に気づき、組織全体で標準化し始めます」と、マイクロソフトの開発部門の製品担当コーポレートバイスプレジデントであるアマンダ シルバー氏は語った。
マイクロソフトのDev Boxのリファレンスカスタマーはゼネラルモーターズですが、マイクロソフト自身も現在、社内の多くの開発者にDev Boxを展開中です。シルバー氏によると、現在1万人弱のマイクロソフト開発者がこのサービスを利用しており、その多くがDev Boxを主要な開発環境として利用しています。これらの開発者の約90%が、この製品がニーズを満たし、生産性を向上させていると回答しています。
IT部門にとって、Dev Boxは本質的には、物理マシンと同様にMicrosoft Endpoint Managerなどのツールを使って管理できる、単なるPCです。「IT運用担当者は、Dev Boxの扱い方を既に理解しています」とSilver氏は述べています。「開発者にとって、これまでは少々無秩序だったものを、Dev Boxにすることで、開発者の生産性を損なうことなく、開発者ワークステーションで何が起こっているかを、より詳細に制御し、可視化できるようになります。」
マイクロソフトの新しいDev Boxはクラウド上の開発者ワークステーションです
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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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