インドの証券保管機関CDSLはマルウェアがネットワークを侵害したと発表

インドの証券保管機関CDSLはマルウェアがネットワークを侵害したと発表
ボンベイ証券取引所
画像クレジット: Getty Images

インドの大手中央証券保管機関、Central Depository Services Limited(CDSL)は、自社のシステムがマルウェアに侵入されたと発表した。

証券保管機関は金曜日、インド国立証券取引所への提出書類の中で、「社内のマシンのいくつか」に影響を与えるマルウェアを検出したと発表した。

「十分な注意を払うため、同社は直ちにマシンを隔離し、資本市場の他の構成銘柄から切断した」と提出書類には記されている。

CSDLは調査を継続中であり、これまでのところ、この事件により「機密情報や投資家のデータが漏洩したと考える理由はない」と述べた。

CDSLは、このマルウェアの正確な詳細をまだ明らかにしていない。本稿執筆時点では、同社のウェブサイトはダウンしていた。同社は、この2つのマルウェアの関連性について言及を避けた。

当局の広報担当者、バナリ・バネルジー氏は、CDSLは、ネットワークから流出したデータを特定できるログを保存しているかどうかなど、他の質問にも回答を拒否したと述べた。「解決に向けて取り組んでいます」と広報担当者は述べた。

ムンバイに拠点を置くCDSLは、国内の投資家の約7,500万のトレーダー口座(現地ではデマット口座と呼ばれる)を保守・管理していると主張している。同社の主要株主には、ボンベイ証券取引所、スタンダード・チャータード銀行、生命保険会社も名を連ねている。

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1999年に設立されたCDSLは、インドで唯一の上場証券保管機関であり、最古の証券保管機関であるNational Depository Services Limited(NDSL)に次ぐ国内第2位の規模を誇ります。CDSLは、証券およびその取引を電子形式で保管し、証券取引所における取引決済を促進します。

「CDSLチームは関係当局にこの事件を報告し、サイバーセキュリティアドバイザーと協力して影響を分析している」と同社は証券取引所への提出書類で述べた。

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ジャグミートは、TechCrunchでインドのスタートアップ、テクノロジー政策関連の最新情報、その他主要なテクノロジー関連の動きを取材しています。以前はNDTVで主任特派員を務めていました。

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