
クラウドネイティブ・アプリケーション監視・デバッグプラットフォームを提供するLumigoは本日、Redline CapitalがリードするシリーズA資金調達ラウンドで2,900万ドルを調達したことを発表しました。Wing Venture CapitalとVertex Ventures USに加え、既存投資家のMeron Capital、Pitango First、Grove Venturesもこのラウンドに参加し、これにより同社の2019年の設立以来の累計資金調達額は3,800万ドルとなりました。
同社は当初、AWS API Gateway、DynamoDB、S3、Lambdaといったサーバーレスプラットフォーム向けの分散トレースに注力していました。しかし、本日発表されたように、現在ではSaaSサービスをコンテナや仮想マシンにも拡張しています。

同社のプラットフォームを利用することで、企業はネットワーク上のあらゆるトランザクションを容易に可視化し、サービス間のデータの流れを把握できます。そして、データの流れが滞っている場合には、迅速に問題を診断できます。同社は、有料のSaaSサービス(無料利用枠を含む)と、AWS LambdaおよびKinesisベースのサービスを分析および調整するための無料コマンドラインツールの両方を提供しています。
Lumigo の現在の顧客には Medtronic、Vimeo、Sonos などが含まれます。
「他のほとんどのオブザーバビリティ・プラットフォームは、本質的にレガシー製品にサーバーレス機能を付け加えただけのものでした」と、LumigoのCEOであるエレズ・バークナー氏は述べています。「Lumigoはクラウドネイティブ環境向けにゼロから設計されており、最新のクラウド技術に合わせた詳細な監視、分散トレース、デバッグ機能を提供し、クラウドネイティブ・アプリの設計と運用方法に実際に適合する形でコンテナやKubernetesへの拡張を可能にしています。」
バークナー氏は、企業がますます多くのクラウド サービスを導入するにつれて、Lumigo がクラウド ネイティブ アプリケーションの標準的な観測ツールになるためには、この速度に追いつく必要があると指摘しました。
「分散サービス全体にわたる数百万ものログ行、トレース、メトリクスの相関関係を把握することはほぼ不可能であり、規模が大きくなるにつれてさらに困難になります」と、Redline Capitalのパートナーであるベンノ・ジェリング氏は述べています。「Lumigoのソリューションは、クラウドネイティブアプリケーションが抱えるますます深刻化する課題、つまりアプリケーションを単なる構成要素の総和以上のものとして理解するという課題を解決します。」
テッククランチイベント
サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日
同社は新たな資金を使い、マーケティングおよび製品グループの構築にあたり、30名のチームを倍増させる予定だ(エンジニアリング部門のさらなる採用も行う)。
トピック
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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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