
キッチンテクノロジーの新たな一手をご紹介します。ブリティッシュコロンビア州ビクトリアに拠点を置くSepura社は、シンクの下に設置して生ごみ処理機の代わりに使える、自社名を冠した家電製品を最近発表しました。Bluetoothボタンが付属しており、シンク周辺のどこにでも設置できます。システム自体はシンクの下に設置され、排水口に直接接続するように設計されています。
排水口の下に十分な量の食べ物が溜まったら、ボタンをタップすると、廃棄物を効果的に機器に押し込むプロセスが開始されます。紹介ビデオの中で、共同創業者兼CEOのヴィクター・ニコロフ氏は、このシステムは従来の生ごみ処理機とは異なり、実際に生ごみを粉砕するわけではないと説明しています。「私たちは、物をそのままの状態に保つ方が良いことに気づきました。排水口に食べ物を潰して流さない方が地球にとって良いことに気づきました。」
このシステムには、容器への水の流入を防ぐ安全装置も備わっており、まずパイプから水を排出します。また、コンポストバケツに入れたくない食器などを検知した場合も、自動的に停止します。
同社は本日、製品の製造と配送を加速させることを目的とした370万ドルのシードラウンドの調達を完了したことを発表した。7月の出荷開始時には価格は700ドルとなる予定だ。このラウンドは、シンクメーカーのBlancoがリードした。

「Sepuraは、持続可能な生活への大きな一歩です。先進技術とユーザーフレンドリーなデザインを備えたSepuraは、廃棄物を最小限に抑え、より清潔で健康的な環境を促進するためのシンプルかつ効果的な方法を提供します」とニコロフ氏はリリースで述べています。「消費者の皆様が求めている持続可能なソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。そして、今後、食品廃棄物が環境に与える影響の改善に取り組んでまいります。」
同社は、自社のシステムが「排水される固形廃棄物の99.9%を効果的に分離できる」と主張している。
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ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラー寄稿者でもあります。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。
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