AdobeのFirefly Servicesは、20以上の新しい生成およびクリエイティブAPIを開発者に提供します。

AdobeのFirefly Servicesは、20以上の新しい生成およびクリエイティブAPIを開発者に提供します。
森のホタル
画像クレジット: Trevor Williams / Getty Images

Adobeは本日、20を超える新しいジェネレーティブおよびクリエイティブAPI、ツール、サービスからなるFirefly Servicesを発表しました。Firefly Servicesは、PhotoshopなどのCreative Cloudツールに搭載されているAIを活用した機能をエンタープライズ開発者に提供し、カスタムワークフローにおけるコンテンツ制作のスピードアップや、全く新しいソリューションの開発を可能にします。

さらに、同社は本日、企業が自社のアセットに基づいてFireflyモデルを微調整できる「カスタムモデル」を発表しました。カスタムモデルは、Adobeの新しいGenStudioにすでに組み込まれています。

AdobeはFireflyサービスを「ワークフローを自動化する、生成AIとクリエイティブAPIの包括的なセット」と説明しています。背景除去、画像のスマートなトリミング、写真の水平補正(水平補正)のためのAPIに加え、生成塗りつぶしや拡張といったAIを活用したPhotoshopのコア機能へのアクセスも含まれています。これらのAI機能に加えて、Fireflyサービスは、テキストレイヤーの編集、コンテンツのタグ付け、Lightroomのプリセットの適用などのためのツールも提供しています。

「生成AIを活用したパーソナライゼーションに対する消費者の期待が高まる中、Fireflyサービスとカスタムモデルは、ブランド企業が強力なカスタマイズ機能と自動化プロセスの定義におけるより高度な制御を実現する可能性を切り開く、類を見ないサービスです」と、アドビのデジタルメディアビジネス担当プレジデント、デイビッド・ワドワニは述べています。「ブランド企業は、生成AIへの投資を実験段階から実稼働段階へと移行させるため、アドビに早急に期待を寄せています。」

画像クレジット: Adob​​e

Adobeのエンタープライズ向け生成AIのユースケースの多くと同様に、これらの新しいツールはすべて、ブランド企業のコンテンツ制作ワークフローのスピードアップを支援することを目的としています。多くの企業は生成AIの活用を希望している一方で、ブランドセーフティへの懸念も抱えており、そのため多くの企業がこれらのツールの実稼働導入をためらっています。Adobeは当初から、Fireflyを他のモデルに代わるブランドセーフティの高い選択肢として位置付けており、この新しいサービス群もその伝統を引き継いでいます。

IBMコンサルティングのグローバル最高デザイン責任者であるビリー・シーブルック氏は、「顧客体験への期待の高まりにより、ブランドはマーケティングコンテンツの大規模な制作とパーソナライゼーションの方法を再考せざるを得なくなっています。アドビのアプリケーションは私たちのクリエイティブプロセスにおいて重要な役割を果たしてきましたが、Fireflyの導入により、ブランド基準に沿った様々なスタイルとサイズの画像やテンプレートを迅速に作成できるようになり、より多くの人々がクリエイティブプロセスに参加できるようになります。」と述べています。

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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