GoogleがAndroid Studioの最初のベータ版をリリース Arctic Fox

GoogleがAndroid Studioの最初のベータ版をリリース Arctic Fox
画像クレジット:ジム・ザッカーマン / ゲッティイメージズ

Googleは本日、I/O開発者カンファレンスにて、Android Studio IDEの次期バージョンであるArctic Foxの最初のベータ版を発表しました。Arctic Foxの主な狙いは、Androidアプリ開発に必要なツールをIDEに直接統合することです。

Arctic Fox には多くの新機能がありますが、今回のアップデートの目玉は、Android 向けの最新ユーザーインターフェースを構築するための Google のツールキットである Jetpack Compose の統合でしょう。Android Studio では、開発者は Compose Preview を使用して、テーマやデバイスなど、さまざまな設定のプレビューを作成したり、プレビューをデバイスに直接デプロイしたりできるようになりました。また、レイアウト インスペクタにより、レイアウトがどのように(そしてなぜ)レンダリングされるのかを開発者が簡単に理解できるようになります。Live Updates を有効にすると、変更はすべてデバイスに直接ストリーミングされます。

チームはまた、Android アクセシビリティ テスト フレームワークを Android Studio に直接統合し、コンテンツの説明が欠落している、デザインのコントラストが低いなどのアクセシビリティの問題を開発者が見つけられるようにしました。

画像クレジット: Google

Android本体の一部アップデートと同様に、開発チームはより幅広いフォームファクター向けの開発を容易にすることを目指しています。Wear OSアプリを開発するには、これまではウォッチを開発マシンに物理的に接続するか、ウォッチとペアリングするための多くの手順を踏む必要がありました。しかし、今後は新しいWear OSペアリング機能を使用して、ウォッチとスマートフォンエミュレータ(または実際のスマートフォン)を簡単にペアリングできます。必要なのは数クリックだけです。

Wear OS 側の新機能としては、Android Studio の Wear OS エミュレータ用の新しい心拍数センサーがあり、Android Automotive エミュレータでは開発者の開発およびテストのワークフローを支援するために車のセンサー データを再生する機能が追加されました。

Mac で作業する Android Studio ユーザーにとって、Google が Apple Silicon (arm64) アーキテクチャ向けの Android Studio の最初のプレビューもリリースするというニュースは朗報となるでしょう。

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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。

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