
Microsoft傘下のGitHubは本日、プラットフォーム上の不要なCookieをすべて廃止すると発表しました。これにより、本日よりGitHub.comとそのサブドメインではCookieバナーが表示されなくなります。これにより、作業を完了するためにクリックしなければならないCookieバナーが1つ減ります。
「クッキーバナーが好きな人は誰もいません」と、GitHubのCEO、ナット・フリードマン氏は本日の発表で述べています。「しかし、クッキーバナーはどこにでもあります!」
もちろん、その理由は、米国のGDPRや、オンラインプライバシーを侵害するCookieの使用を拒否する権利をユーザーに与えるEU指令といった規制によるものです。これらの規制はユーザーの最善の利益を念頭に置いているにもかかわらず、結果として、今日私たちが目にするCookieバナーの絶え間ない集中砲火が生み出されているのです。
「 GitHubでは 開発者のプライバシーを守りたいと考えており、Cookieバナーが煩わしいと感じたため、解決策を探すことにしました。少し調べた結果、解決策を見つけました。不要なCookieを使わないようにするだけです。実にシンプルです」とフリードマン氏は書いている。
公平に言えば、GitHubのようなサービスの場合、ほとんどのサイト、特にコンテンツサイトよりもCookieを廃止するのは少し簡単かもしれません(TechCrunchにアクセスした際にCookieポップアップをクリックせざるを得なかったことは重々承知しています。その皮肉な点について、コメント欄でぜひ教えてください)。結局のところ、GitHubは有料製品であり、トラッカーや不要なCookieをブロックする拡張機能を使用しているユーザー層も存在します。そのため、GitHubが収集したトラッキングデータは、そもそもそれほど有用なものではなかったでしょう。しかし、GitHubはこの動きをいち早く行った大規模サイトの一つであり、今後のトレンドを牽引する可能性を秘めています。
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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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