
大規模なM&Aの噂ほど私たちを興奮させるものはありません。歴史を振り返ると、煙があれば火がある、というのはよくあることです。しかし、必ずしもそうとは限りません。先週の大きな噂は、SalesforceによるInformaticaの買収に関するものでした。その金額は、2018年のMuleSoftの65億ドルの買収と、翌年の157億ドルのTableau買収の中間くらいの規模です。
大きな話題になっていたはずだったが、週末には消え去ったと報じられている ― そもそも、そんな話があったのかどうかは定かではない。インフォマティカは月曜日に、売却しないことを公式に発表するほどだった。
「さらに、2024年4月12日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、事情に詳しい関係筋によると、同社が買収に向けた協議を進めているとの記事を掲載しました。インフォマティカは市場の噂やメディアの憶測にはコメントしないことを方針としていますが、当社は現在、買収に関するいかなる協議も行っていないことを発表いたします」と、同社は月曜日のプレスリリースで述べています。
通常、企業が噂に対してこのような形で反応することはあまりないが、インフォマティカは誰とも交渉していないことを公に述べざるを得ないと感じた。
コンステレーションのレイ・ワン氏が金曜日にTechCrunchに語ったように、この取引はそもそも理にかなっていなかった。「顧客基盤も技術も最先端ではないインフォマティカの買収は、非常に興味深い話です。Salesforceが抱えていたデータ統合の課題を解決できる可能性はありますが、Data Cloudはすでに強力なサービスであるため、この取引が理にかなっているかどうかは分かりません。」
一方、セールスフォースは、噂や憶測についてはコメントしないという実績のある方針を堅持した。
ウォール街はSalesforceとInformaticaの提携にあまり興味がないようだ
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ロン・ミラーは、TechCrunch の企業記者でした。
以前はEContent Magazineの寄稿編集者として長年活躍していました。CITEworld、DaniWeb、TechTarget、Internet Evolution、FierceContentManagementなどで定期的に記事を執筆していました。
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ロンは以前、Intronisの企業ブロガーとしてIT関連の記事を毎週1回執筆していました。Ness、Novell、IBM Mid-market Blogger Programなど、様々な企業ブログに寄稿しています。
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