
同名の AI 開発プラットフォームで最もよく知られているスタートアップ企業 Hugging Face は、物体を拾い上げて配置したり、その他の基本的な作業を実行したりできる、プログラム可能で 3D プリント可能なロボットアームを販売しています。
SO-101と呼ばれるこのロボットアームは、Hugging Face社が昨年発売した前モデル「SO-100」の後継機です。同社のロボット部門LeRobotは、フランスのロボット企業The Robot Studioと提携し、10月に約100ドルでSO-100を発表しました。
Hugging Face は、SO-101 で再び The Robot Studio と提携したほか、ロボット ストアの WowRobo、IoT ハードウェア サプライヤーの Seeed Studio、ロボット パーツ販売業者の PartaBot とも提携しました。
SO-100と比較して、SO-101(同じく100ドルから)は組み立てが速く、改良されたモーターを搭載しているため摩擦が少なく、アームが自重を支えられるようになっています。カメラを搭載したこのアームは、強化学習と呼ばれるAI技術によってトレーニングすることができ、レゴブロックを拾って箱に入れるといったタスクを「学習」することができます。
今日は、@huggingface が @therobotstudio、Wowrobo、Seeedstudio、Partabot と共同で開発した SO-101 を紹介できることをとても嬉しく思います。
非常に成功した SO-100 (史上最も人気のあるロボットアーム?) をベースに構築された SO-101 は、あらゆる AI ビルダーが最初に購入すべきロボットアームです。… pic.twitter.com/Y3IHskmiGb
— clem 🤗 (@ClementDelangue) 2025年4月28日
念のため申し上げますが、SO-101の基本価格は100ドルです。完成品ユニットへのプレミアム価格と米国による中国からの輸入品への関税により、価格はサプライヤーによって異なりますが、100ドルから500ドル程度まで変動します。
Hugging Faceはロボット工学への取り組みを大幅に拡大しており、最近、フランスに拠点を置くロボット工学スタートアップ企業Pollen Roboticsを買収しました(買収額は非公開)。テスラのオプティマス開発元エンジニアであるレミ・カデーヌ氏が率いるHugging Faceのロボット工学部門は、Pollenのヒューマノイドロボット「Reachy 2」の販売を計画しており、開発者がコードをダウンロードして改良を提案できるようにする予定です。
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カイル・ウィガーズは2025年6月までTechCrunchのAIエディターを務めていました。VentureBeatやDigital Trendsに加え、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersといった様々なガジェットブログにも記事を寄稿しています。音楽療法士のパートナーとマンハッタンに在住。
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