
Appleは本日開催された世界開発者会議(WWDC)において、iOS 16で展開されるマップの新機能をいくつか発表しました。新たに「マルチストップ・ルーティング」機能が追加され、最大15か所の経由地を事前に計画できるようになります。このアプリでは、Macで複数の経由地を経由するルートを計画し、出発準備ができたらiPhoneに送信できます。運転中にSiriに頼んでルートに経由地を追加することも可能です。また、乗客は運賃を簡単に確認でき、乗車にかかる費用が一目で分かります。さらに、Apple Walletに交通系ICカードを追加できるようになりました。
Appleは、フランス、スイス、ニュージーランド、ベルギー、イスラエル、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、モナコ、パレスチナ自治区、サウジアラビア、オランダを含む11か国に、リニューアルした地図を提供します。リニューアルされた地図には、サイクリングや見回し機能などの機能が追加されています。リニューアルされた地図は現在、オーストラリア、カナダ、ドイツ、アイルランド、イタリア、ポルトガル、シンガポール、スペイン、アメリカ合衆国、イギリスで利用可能です。

Appleは開発者向けに、ランドマークや道路などの詳細情報を含む新しい都市体験をはじめ、MapKitの改良を進めています。この新しいオプションにより、Birdなどの企業はこれらの詳細な地図を統合し、ユーザーが地域内を移動する際に自転車やスクーターをより簡単に見つけられるようにすることができます。
Appleはまた、MapKitにLook Around機能を追加し、地図上の高解像度画像をZillowなどのアプリに簡単に統合できるようにします。Appleによると、これによりユーザーは住宅を閲覧する際に、臨場感あふれる地上レベルのビューを得られるようになります。さらにAppleは、開発者が今年後半に新しいサーバーサイドAPIを活用し、より迅速かつ柔軟に地図体験を構築できるようにする予定です。
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アイシャはTechCrunchの消費者ニュース記者です。2021年にTechCrunchに入社する前は、MobileSyrupで通信関連記者を務めていました。アイシャはトロント大学で優等学士号、ウエスタン大学でジャーナリズムの修士号を取得しています。
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