
日本の宇宙スタートアップ企業アストロスケールは、シリーズFの資金調達ラウンドで1億900万ドルを調達し、これまでの資金調達総額は3億ドルに達した。同社は軌道上サービス技術を専門としており、運用軌道高度に存在するデブリの削減を支援するとともに、軌道上事業の持続可能性向上を目指し、既存衛星の寿命を延ばすことを目指している。
今回の新たな資金調達は、日本のTHE FUNDが主導し、Seraphim Spaceなどの投資家も参加しており、これによりアストロスケールの累計調達資金は3億ドルに達した。同社のCEO兼創業者である岡田信幸氏はプレスリリースで、今回の新たな資金調達は同社の事業拡大に役立ち、「2030年までに軌道上サービス業務の定常化を劇的に加速させる」と述べた。
アストロスケールにとって今年は大きな年でした(ちなみに、岡田氏は今年のTC Sessions: Space 2021に登壇予定です)。8月には、寿命サービス製品の技術デモを成功させました。同社は年末までにこのミッションの第2弾を予定しており、さらに来年初めに予定されている宇宙航空研究開発機構(JAXA)のミッションで、軌道上デブリ除去の実証を行う計画も順調に進んでいます。
アストロスケールが最後に5100万ドルを調達したのは2020年10月で、同年、地球上の重要な通信インフラを提供する大型静止衛星のサービス提供に特化した企業であるエフェクティブ・スペース・ソリューションズを買収した。
アストロスケールは、軌道上の持続可能性への野心を推進するためにシリーズE資金調達で5100万ドルを調達しました。
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宇宙、科学、医療技術を専門とするライター。以前は自動車とモビリティ技術を担当し、AppleとShopifyに勤務。
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