テクノロジー企業で働く際の移民関連の質問に答えるアドバイスコラム「Dear Sophie」の最新号です。
「皆さんの質問は、世界中の人々が国境を越えて夢を追いかけるための知識を広める上で不可欠です」と、シリコンバレーの移民弁護士、ソフィー・アルコーンは言います。「人事担当者の方、創業者の方、あるいはシリコンバレーで仕事を探している方、どんな方でも、次回のコラムで皆さんの質問に喜んでお答えします。」
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親愛なるソフィーへ
夫と私は、娘の春休みに彼女に会いに行く予定です。(娘はアメリカの大学に通うF-1留学生です。)娘と過ごしたり観光したりする合間に、アメリカでの事業拡大の可能性を探りたいと思っています。
そのためには特別なビザを取得する必要がありますか?
— マルチタスクママ
テッククランチイベント
サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日
マルチタスク様
ご旅行前にご連絡いただきありがとうございます!観光ビザでアメリカに滞在しながら事業活動を行うことは、創業者が犯しがちなミスの一つです。スタートアップ創業者が避けるべき移民法の落とし穴に関するポッドキャストで、この件やその他の状況について触れています。観光ビザで事業活動を行うと、アメリカでの居住や就労、あるいは将来のアメリカ入国の可能性が危うくなる可能性があります。
ご質問にお答えしますと、はい。カナダまたはバミューダの国籍をお持ちでない場合は、B-1商用訪問者ビザまたはESTA(電子渡航認証システム)ビザ免除プログラムのいずれかが必要となります。カナダおよびバミューダの国籍の方は、180日未満の特定の商用訪問活動のために米国を訪問する場合、ビザは必要ありません。

ビジネスにおけるB-1ビザとESTA(ビザ免除プログラム)の詳細に入る前に、まず申し上げたいのは、長期的な目標や移民の選択肢について、移民弁護士に相談するのは決して早すぎるということはないということです。あなたやご主人のような国際的な起業家の方は、初めて米国にビジネス目的で渡航する前であっても、移民弁護士に相談することをお勧めします。
移民問題は、あなたが米国で事業を拡大することを決定した場合、あなた自身だけでなく、雇用する国際的な人材にとっても重要です。さらに、米国に来る理由、取得するビザ、米国到着時に税関・国境警備局(CBP)職員に何を言うか、米国滞在中に何をするか、そしていつ米国を出るかは、将来の米国訪問や滞在に影響を与える可能性があります。
B-1ビジネス訪問者ビザ
渡航中に米国市場への進出を計画している場合は、B-1ビジネスビジタービザを申請してください。これは非移民(一時的)ビザで、一度に最長6ヶ月間米国に滞在できます。B-1ビジネスビジタービザとB-2観光ビザは通常、1つのB-1/B-2ビザとしてまとめて発行されます。
米国に到着したら、ご主人と共にB-1ビザで入国し、娘さんとの観光の合間にビザで許可されている事業を行う意思があることを税関職員に伝えることが重要です。B-1ビザで滞在中は、米国内で就労したり、報酬を得たりすることはできません。B-1ビザで一般的に許可されている事業活動には、以下のものがあります。
- 研究の実施
- 将来の従業員への面接
- 賃貸契約や雇用契約などの契約交渉
- 投資家や顧客、あるいは潜在的な投資家や顧客との会議
- ビジネスパートナーとのコンサルティング
- 科学、教育、専門、ビジネス会議への出席
- 短期研修への参加
申請情報、またはお住まいの地域の米国大使館または領事館が B-1/B-2 訪問者ビザの予約を行っているかどうか、また行っている場合は予約のおおよその待ち時間を確認するには、米国国務省の訪問者ビザ ページにアクセスしてください。
ESTAビザ免除プログラム
国籍によっては、ご主人とご主人はESTA(エスタ)ビザ免除プログラムの対象となる場合があります。このプログラムは、40か国の国籍を持つ方が、90日以内の商用目的で米国に渡航する場合、ビザの取得を必要とせず、渡航期間が90日以内であれば米国に滞在できる制度です。対象となる場合は、特に事業拡大のための準備として複数回渡米する予定がある場合は、ESTAの申請をご検討ください。
B-1商用訪問ビザと同様に、ESTAは、たとえ米国外に拠点を置く顧客との契約に基づく活動であっても、個人が米国内で就労することを許可するものではありません。B-1と同様に、ESTAは、会議への出席、顧客または潜在顧客との面談、データや情報の収集など、特定のビジネス活動を行うために個人が米国に渡航することを可能にします。I-94カードに「WB」(Waiver-Business)と記載されているかどうかで、特にビジネス目的での入国が許可されたかどうかを確認できます。WTは観光目的のビザです。
娘さんとの観光や米国市場の調査など、楽しい時間を過ごしてください。
ではごきげんよう、
ソフィー
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