スマートフォン市場の苦境は続く、世界市場は9%下落

スマートフォン市場の苦境は続く、世界市場は9%下落
スマートフォンを使う若い女性のクローズアップ
画像クレジット: Getty Images

スマートフォンメーカーにとって、世界的なスマートフォン出荷台数が今年3年連続で減少したことで、さらなる暗い影が差を増している。Canalysのデータによると、出荷台数は前四半期比わずか9%減となり、2014年以来最悪の第3四半期となった。

上位5社が前年同期比で売上を落としている中、Appleは数少ない明るい材料であり、若干のプラス成長を見せている。Samsungは市場シェア22%で首位を維持しており、Apple、Xiaomi、Oppo、Vivoが上位5社を占めている。

もちろん、このカテゴリーを定期的に追っている方なら、これは驚くようなことではないはずです。爆発的な成長を何年も続けてきた後、価格や市場の飽和といった要因により、売上高は横ばいとなり、減少に転じました。当然のことながら、パンデミックによるロックダウンや経済危機によって、状況はさらに加速しました。その後も、サプライチェーンの不足、インフレなどが状況をさらに悪化させています。

画像クレジット: Canalys

「スマートフォン市場は消費者需要に大きく左右され、ベンダーは厳しい事業環境に迅速に対応しています」と、Canalysのアナリスト、アンバー・リュー氏は述べています。「ほとんどのベンダーにとって、需要の悪化を踏まえ、在庫積み増しリスクの軽減が最優先事項となっています。ベンダーは7月に入ると在庫を大量に抱えていましたが、積極的な値引きやプロモーションにより、9月以降は徐々に販売が改善しました。」

少なくとも現時点では、このカテゴリーに将来的な改善の兆しは見られません。

トピック

ブライアン・ヒーターは、2025年初頭までTechCrunchのハードウェア編集者を務めていました。Engadget、PCMag、Laptop、そして編集長を務めたTech Timesなど、数々の大手テクノロジー系メディアで活躍してきました。Spin、Wired、Playboy、Entertainment Weekly、The Onion、Boing Boing、Publishers Weekly、The Daily Beastなど、様々なメディアに寄稿しています。Boing Boingのインタビューポッドキャスト「RiYL」のホストを務め、NPRのレギュラー寄稿者でもあります。クイーンズのアパートでは、ジュニパーという名のウサギと暮らしています。

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