
Twitterは、iOSとAndroidの一部のユーザーを対象に、現在のような試行錯誤なしに画像がどのように表示されるかを「正確なプレビュー」で確認できるテストを実施していると発表しました。現状では、タイムライン上で画像がよりコンパクトに表示されるよう、Twitterは画像を自動的にトリミングしています。ユーザーはタイムラインをスクロールしていくうちに、画像プレビューをクリックせずに見てしまうことがよくあります。しかし、このアプローチにはいくつかの問題が生じています。
本日、写真をツイートしたときに画像がどのように表示されるかを正確にプレビューできるよう、iOS と Android の少人数グループを対象にテストを開始します。pic.twitter.com/cxu7wv3Khs
— ダントリー・デイビス (@dantley) 2021年3月10日
歴史的に見て最大の問題は、画像のどの部分にフォーカスするかを決定するTwitterのアルゴリズムに、人種的偏見が組み込まれていることが実証されたことです。このアルゴリズムは画像のプレビューで白人の顔を黒人の顔よりも優先し、ある人のテストではアメリカ合衆国元大統領の顔まで切り取られていました。
Twitterの自動画像処理は、一般的に画像の見せ方を完全にコントロールしたい写真家やアーティストにとって厄介な問題です。トリミングがずれていると、その小さなミスが、写真が大きな注目を集めるか、完全に無視されるかの違いになりかねません。また、Twitterがトリミングされた画像から明らかに抜け落ちている犬に関するツイートの例で指摘しているように、物語性のあるツイートも台無しになってしまいます。
Twitterはタイムラインにフルサイズの画像を表示する試みも行っているようです。Twitterのチーフデザインオフィサー、ダントリー・デイビス氏はツイートの中で、新しい画像切り取りシステムをテストすると、通常のアスペクト比の単一画像ツイートのほとんどで切り取りが行われないことに気づくだろうと述べています。ただし、非常に幅が広い画像や非常に縦長の画像は、中央を基準に切り取られます。
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Instagramの縦向き画像とTwitterの横向き画像へのこだわりを行き来することにうんざりしている写真家(筆者も含め)にとって、これは朗報です。サンプル画像からもわかるように、この変更によってTwitterはより視覚的に豊かなプラットフォームになるかもしれません。おそらく、複数のツイートに相当する縦方向のスペースを占める画像をスクロールして見ていく時間が増えることになるでしょうが、画像をクリックする時間を、より美しいTwitterのタイムラインと引き換えられるなら、私たちは喜んでそうするでしょう。
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