
事情に詳しい2人の情報筋によると、AWSのインドおよび南アジア地域責任者であるプニート・チャンドック氏が辞任した。このクラウド大手が2030年までにインドに120億ドル以上を投資すると約束してからわずか数週間後の驚きの行動だ。
AWSインドおよび南アジア地域の社長を務めていたチャンドック氏は、LinkedInのアカウント情報によると、4年前にAmazonのEコマースグループに入社した。関係者の1人によると、同氏のAmazonクラウド部門での最終出社日は8月だという。関係者によると、この異動は火曜日にAmazonの幹部らに広く伝えられたという。
業界幹部の間では、チャンドック氏がライバル企業に移籍する計画があると噂されている。関係者は匿名を条件に、非公開情報について率直に語った。
世界第2位のインターネット市場であるインドでは、近年、クラウド業界の力強い成長を反映し、様々な業界でクラウド導入が急増しています。Amazonのクラウド部門は、著名な顧客を多数擁し、市場において圧倒的な地位を占めています。
アマゾンと同様にインドに2つのクラウドリージョンを持つグーグルと、3つのクラウドリージョンを持つマイクロソフトも、近年インドにおけるクラウド事業を拡大しています。調査会社IDCによると、インドのパブリッククラウドサービス市場全体は2026年までに130億ドルに達すると予想されています。
更新:この記事の公開後、AWSはチャンドック氏の退任を発表しました。AWSインド&南アジアでエンタープライズ、ミッドマーケット、グローバル事業の責任者を務めるヴァイシャリ・カストゥレ氏が、同部門のコマーシャル事業の暫定リーダーに就任します。
AWS からの確認によりストーリーが更新されました。
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マニッシュ・シンはTechCrunchのシニアレポーターで、インドのスタートアップシーンとベンチャーキャピタル投資を取材しています。また、世界的なテクノロジー企業のインドでの活動についてもレポートしています。2019年にTechCrunchに入社する前は、CNBCやVentureBeatなど、12以上のメディアに寄稿していました。2015年にコンピュータサイエンスとエンジニアリングの学位を取得しています。連絡先はmanish(at)techcrunch(dot)comです。
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