概要
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フィナンシャル・タイムズによると、2023年にセコイア・キャピタルからスピンオフした中国の投資会社、HongShanは、中国における「選択肢の縮小」と、HongShanが2年前に確保した90億ドルの資本コミットメントの運用の遅さに不満を募らせているリミテッド・パートナー(LP)の2つの理由から、欧州と北アジアへの積極的な事業拡大を進めている。(フィナンシャル・タイムズが指摘しているように、LPは通常、資本が実際に使われていない場合でも、運用手数料を支払わなければならない。)
香港に拠点を置く創業20年近い同社は、TikTokの親会社であるByteDanceやInstagramのクローンアプリ「Xiaohongshu」といった既存の中国企業への投資を拡大してきた。また、中国を拠点とするロボット工学やAIのスタートアップにも投資している。
それでも、新たな地域への新たな投資や、東京オフィス開設の計画報道は、HongShanがより遠く離れた場所で利益を狙っていることを示唆している。実際、最近ロンドンにオフィスを開設したHongShanは、かつてのパートナーであるSequoia(同じくロンドンにオフィスを構える)と今後ますます顔を合わせることになるだろうと、FTは指摘している。
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