GMはバッテリー事業強化のため、元テスラのバッテリー専門家カート・ケルティを雇用

GMはバッテリー事業強化のため、元テスラのバッテリー専門家カート・ケルティを雇用
GMの多用途Ultiumプラットフォーム
画像クレジット:スティーブ・フェクト / GM

ゼネラルモーターズは、バッテリー専門家で元テスラ幹部のカート・ケルティ氏を、同社にとって全く新しいバッテリー担当副社長に採用した。ケルティ氏の就任は2月19日。

ケルティ氏は、GMが次世代電気自動車に搭載される予定の新しいアルティウム・プラットフォーム用のバッテリーパックの生産量を増やすのに苦戦している時期に同社に加わることになる。

「GMが確立した基盤と、バッテリー化学開発をリードし、パートナーシップを確立し、サプライチェーンを構築し、主要なバッテリーシステムを開発したチームと緊密に連携するカートの並外れたバッテリー専門知識を組み合わせることで、当社の電動化目標を達成し、GMをEV技術のリーダーとして位置付けるのに役立つだろう」とGM社長のマーク・ロイスは声明で述べた。

ケルティ氏の役割はアルティウム計画に影響を与える可能性が高いものの、彼の職務ははるかに広範囲に及ぶように設計されている。GMはこれまでバッテリー製造プロセスの様々な段階に特化したチームを複数抱えてきた。しかし、原材料の調達や新技術の特定と試験など、すべての段階を統括する役割はこれまで存在しなかった。

ケルティ氏はテスラのバッテリーチームの責任者として10年以上を過ごした。ロードスター、モデルS、モデルX、モデル3というテスラの最初の4車種の発売に携わった。また、ネバダ州ギガファクトリーにおけるセル開発のパートナーであるパナソニックにも勤務していた。

最近では、テスラの初期の従業員であるジーン・ベルディチェフスキーが設立した、リチウムイオン電池のエネルギー密度を劇的に高めることができるシリコンベースのアノードを開発している会社、シラ・ナノテクノロジーズの商業化担当副社長を務めていました。

トピック

ショーン・オケインは、テスラやイーロン・マスクを追いかける多くのスタートアップ企業など、急速に進化する輸送業界のビジネスとテクノロジーを10年間取材してきた記者です。直近ではブルームバーグ・ニュースの記者として、悪名高いEV SPACの失敗談を報じる一翼を担いました。それ以前はThe Vergeで勤務し、コンシューマー向けテクノロジーの取材、多数の短編・長編動画の司会、製品写真やエディトリアル写真の撮影、そしてレッドブル・エアレースの機内で気を失いそうになった経験もあります。

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