概要
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ダニー・ボイル監督は終末後の世界を描いた名作『28日後…』をキヤノンのデジタルカメラで撮影したことで有名だ。これにより、廃墟となったロンドンの不気味なシーンをより簡単に捉えることができ、映画の中で素早く動き回るゾンビに恐ろしいほどの臨場感を与えることができた。
数十年後の続編『28 Years Later』(今週末公開)の制作にあたり、ボイル監督は別の消費者向けテクノロジー、iPhoneに着目した。ボイル監督はWired誌の取材に対し、iPhone Pro Maxカメラ20台を搭載できるリグを使用することで、映画制作チームは「いわば貧乏人のバレットタイム」を作り出し、残酷なアクションシーンを様々な角度から撮影したと語った。
ボイル氏(かつてアップルの共同創業者スティーブ・ジョブズの伝記映画を監督したことがある)は、撮影装置を使用していないときでも、自動フォーカスなどの設定を無効にし、特別なアクセサリを追加した上で、iPhoneが映画の「メインカメラ」だったと語った。
「iPhone での撮影により、大量の機材を持たずに移動することができました」とボイル氏は語り、撮影チームが「1,000年前の風景」のようなノーサンブリア地方で撮影したため、iPhone のおかげで「人の痕跡が残っていない状態を保ちたいと思っていた田舎のエリアに、素早く身軽に移動することができました」と付け加えた。
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