マスク氏、テスラがAI生成の「ブレードランナー」画像を使用したとされる訴訟の却下を申請

マスク氏、テスラがAI生成の「ブレードランナー」画像を使用したとされる訴訟の却下を申請
テスラが公開した、AIが生成したとされるブレードランナーの画像
画像クレジット:テスラ

マスク氏の弁護士は火曜日遅くに、カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所西部支部に提出した訴状の中で、マスク氏と、訴訟の被告にも名を連ねているテスラの双方が、訴訟の「すべての請求」を棄却し、損害賠償を求める申し立てを行うと述べた。「棄却」とは、訴訟が永久に棄却され、再提出できないことを意味する法律用語である。

訴状によれば、訴訟の原告であるアルコン・エンターテインメントは、この申し立てに反対するつもりだという。

2017年の映画「ブレードランナー 2049」の制作会社アルコンは10月、知的財産権の故意の回避を理由にマスク氏、テスラ社、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社(WBD)を相手取り訴訟を起こした。

アルコンの訴状によると、マスク氏とWBDは、ワーナー・スタジオの敷地内でテスラの未来的なコンセプトカーが発表される数時間前に、映画「ブレードランナー 2049」の画像を使用したいと申し出た。アルコンがWBDを通じた権利提供に同意しなかったため、訴状では、テスラがマスク氏の指示の下、AIモデルを用いて複製するための素材としてその画像を入手したとされている。訴状では具体的なAIモデルは(今のところ)明示されていない。

マスク氏はイベント中に映画そのものについて語りながら、この偽物とされる「ブレードランナー」の画像を見せた。

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カイル・ウィガーズは2025年6月までTechCrunchのAIエディターを務めていました。VentureBeatやDigital Trendsに加え、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersといった様々なガジェットブログにも記事を寄稿しています。音楽療法士のパートナーとマンハッタンに在住。

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