
分散型技術コミュニティは、暗号通貨のサポートを超えたテクノロジーのサポートを見つけることを目指しています。
Braveチームは本日のブログ投稿で、Protocol Labsと協力し、ブラウザにInterPlanetary File System(IPFS)のネイティブサポートを統合したことを発表しました。このピアツーピアのファイル共有規格は2015年に導入され、オープンソース支持者の間で支持を集めています。企業や政府機関によるウェブ上のコンテンツ削除を阻止するプロトコルとして高く評価されているほか、より実用的なパフォーマンスの向上、オフラインでのファイル閲覧機能、そして基盤となる信頼性も高く評価されています。
IPFSはBitTorrentと多くの類似点があり、ネットワークに分散した多数のユーザーがファイルをホストできます。今回のアップデートにより、Braveユーザーはipfs://で始まるウェブアドレスからコンテンツにアクセスでき、自身でIPFSノードをホストできるようになります。同社は、IPFSのサポート追加により「インターネット全体のレジリエンス(回復力)」が向上すると述べています。
手遅れになる前にインターネットにIPFSが必要な理由
Braveは、分散化への強い関心から、IPFSプロトコルの導入先として有力視されています。Mozillaの共同創業者であるブレンダン・アイク氏が設立したこのスタートアップは、現在月間アクティブユーザー数が2,400万人に達していると発表しています。Braveの最もユニークな機能の中には、ブロックチェーンやピアツーピア技術を活用したものがあります。2018年には、分散型プロトコル「Onion」を搭載したTor Tabsのベータ版を発表しました。
昨年、Opera は Android アプリケーションに IPFS の限定的なサポートを導入すると発表しました。
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サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日
テクノロジー企業が暗号通貨の可能性に徐々に関心を寄せるにつれ、分散化技術はより一般社会の注目を集めています。先週、TechCrunchはTwitterがソーシャルメディアプラットフォーム向けの分散型ネットワーク構築にどのように貢献しようとしているかを取り上げました。
Twitterの分散化された未来
ユーザーがファイルの削除を回避できるようにすることで悪用される可能性が明らかにあり、また現時点ではかなりニッチな技術であるという事実を考えると、これがより多くの主流のブラウザがネイティブにサポートすることを選択する技術であるかどうかは不明です。
トピック
ルーカス・マトニーはサンフランシスコを拠点とするTechCrunchのシニア編集者でした。
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