アップル、EVプログラムの舵取りにランボルギーニ幹部を雇用

アップル、EVプログラムの舵取りにランボルギーニ幹部を雇用
ランボルギーニ・ウラカンSTO
画像クレジット:ランボルギーニ

ブルームバーグの報道によると、アップルは、同社のそれほど秘密ではない電気自動運転車プログラムに取り組むため、スーパーカーメーカー、ランボルギーニで20年間勤務したベテランを採用したという。

幹部のルイジ・タラボレッリ氏は、LinkedInのプロフィールによると、2022年5月にランボルギーニを退社した模様です。タラボレッリ氏はランボルギーニに約21年間勤務し、近年は主にシャシーと車両ダイナミクスの開発を指揮してきました。在職中、タラボレッリ氏はランボルギーニのウルスSUV、ウラカン・クーペ、ペルフォルマンテ、アヴェンタドール・クーペなど、数々のモデルの開発に携わりました。また、ランボルギーニ・ステラートなどの限定生産車プロジェクトにも携わっていました。

タラボレッリ氏の採用、そしてここ数ヶ月の他の数人の採用は、アップルが依然として電気自動車の開発に注力していることを示唆している。もちろん、アップルはこれまでにもそうした兆候を見せたものの、主要従業員を失ったり、プロジェクトを頓挫させかねない逆風に見舞われたりした。

アップルのいわゆる「プロジェクト・タイタン」は、おそらくシリコンバレーで最も隠し切れていない秘密であり、2014年の開始以来、浮き沈みを繰り返してきた。プロジェクトは度々延期され、一時はチームの規模を縮小したこともあった。

アップルは優秀な人材も失いました。例えば、アップルのスペシャルプロジェクト(タイタンカープロジェクトにも携わっていたチーム)を率いていたエンジニアリング担当幹部のダグ・フィールドは、2021年9月にフォードに引き抜かれました。

しかし、アップルは過去1年間で重要な人材の採用や任命を行っており、その中には、同社のソフトウェア部門トップであるケビン・リンチ氏をこのプロジェクトの責任者に任命したことも含まれています。5月には、フォードの長年の幹部で、直近では安全エンジニアリングのグローバルディレクターを務めていたデシ・ウイカシェビッチ氏を採用しました。

トピック

キルステン・コロセックは、EVや自動運転車から都市型航空モビリティ、車載テクノロジーに至るまで、10年以上にわたり交通の未来を取材してきた記者兼編集者です。現在はTechCrunchの交通担当編集者であり、TechCrunchのEquityポッドキャストの共同ホストを務めています。また、ポッドキャスト「The Autonocast」の共同設立者兼共同ホストでもあります。以前はFortune、The Verge、Bloomberg、MIT Technology Review、CBS Interactiveに寄稿していました。

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