コード行をインテリジェントに提案する GitHub のサービスである GitHub Copilot が、個人ユーザーおよび教育者向けにリリースされてから数か月後に、エンタープライズ向けプランで利用できるようになりました。
「GitHub Copilot for Business」と呼ばれるこの新プランは、ユーザー1人あたり月額19ドルで、シングルライセンスのCopilotプランの全機能に加え、法人向けライセンスとポリシー管理機能も備わっています。これには、GitHubの公開コードと一致する提案コードを開発者に表示しないようにIT管理者が設定できるスイッチも含まれており、これはCopilotをめぐる知的財産権をめぐる論争への対応策と言えるでしょう。
Microsoft Visual Studio、Neovim、JetBrainsなどの開発環境向けのダウンロード可能な拡張機能として提供されるCopilotは、OpenAIが開発したCodexと呼ばれるAIモデルを搭載しています。このモデルは数十億行もの公開コードで学習されており、既存のコードのコンテキストに基づいて追加のコード行や関数を提案します。8月時点で40万人以上の登録者を抱えるCopilotは、開発者が実現したいこと(例えば「Say hello world」)の説明に応じて、知識ベースと現在のコンテキストに基づき、プログラミングのアプローチやソリューションを提示することができます。

テッククランチイベント
サンフランシスコ | 2025年10月27日~29日
— ティム・デイビス (@DocSparse) 2022 年 10 月 16 日
GitHubは2023年に、開発者がCopilotの提案を利用するかどうかについて十分な情報に基づいた判断を下せるよう支援する追加機能を導入する予定です。これには、公開コードとそれらのリポジトリへの参照が一致する文字列を識別する機能も含まれます。また、GitHub Copilot for Businessの顧客については、データが公開リポジトリ、プライベートリポジトリ、GitHub以外のリポジトリ、またはローカルファイルからのものであるかにかかわらず、トレーニング用のコードスニペットを保持したり、コードを共有したりしないと述べています。
しかし、こうした措置が企業の法的訴訟に対する懸念を和らげるのに十分かどうかは不明だ。
カイル・ウィガーズは2025年6月までTechCrunchのAIエディターを務めていました。VentureBeatやDigital Trendsに加え、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersといったガジェット系ブログにも記事を寄稿しています。音楽療法士のパートナーとマンハッタンに在住。
バイオを見る