
取引量で世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは、取引量で世界第3位の仮想通貨取引所FTXとの契約を解消すると発表した。
火曜日、バイナンスは経営難に陥っている競合FTXを買収する意向書に署名した。これは、流動性危機に陥るFTXを救済する狙いがあったとみられる。しかし、わずか24時間余り後、その計画は頓挫した。
バイナンスはウォール・ストリート・ジャーナルへの声明で、同社の構造と財務状況を確認した後、撤退したと述べた。「FTXの顧客に流動性を提供できるよう支援したいと考えていましたが、問題は当社の管理能力や支援能力を超えています」とバイナンスは述べた。
「企業デューデリジェンスの結果、また顧客資金の不正使用や米当局の捜査疑惑に関する最新の報道を踏まえ、我々は[FTX]の買収の可能性を追求しないことを決定した」とバイナンスはツイートした。
「業界の主要企業が破綻するたびに、個人消費者は苦しむことになる」とバイナンスは続けた。「ここ数年、暗号資産エコシステムはより強靭になってきており、ユーザーの資金を悪用する異端者はいずれ自由市場によって淘汰されるだろうと確信している。」
BinanceとFTXはTechCrunchのコメント要請にすぐには応じなかった。
本日、事情に詳しい関係筋がCoinDeskに対し、FTXの融資コミットメントがBinance幹部の間で懸念を引き起こしたと伝えた。この報道は、BinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏が「FTXのダウンは業界の誰にとっても良くない」とツイートしたことを受けてのものとなっている。
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ジャクリーン・メリネック氏は、暗号通貨を担当するTechCrunchの記者でした。
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